治療の基本
過酷な RimWorld の世界では、戦傷や病気に適切に対応できるかが生死を分けます。
できれば初期メンバーの中に、医術スキルを持つ人を1人は含めておきましょう。
戦闘などで誰かが倒れたときは、他の住人を選択して患者を右クリックし「救助する」を選択、ベッドに運んでください。
ケガをしていても歩ける人は、自分でベッドに向かいます。
その後、医術スキルのある人が自動で治療を行いますが、重傷のときは医術スキルを持つ人を選択し、すぐ治療に向かわせましょう。
治療には「緊急看護」「看護」「動物看護」の3つがありますが、プレイヤーが選択する場合はどれも同じであり、違いはありません。
※内部的には、全ての行動に優先順位があって、重症患者がいる場合の選択肢である緊急看護は、その順位が高くなっています。しかしプレイヤーが直接出した指示はどんな行動でも最優先となるため、看護でも緊急看護でも同じになります。
ただ、ベッドに運んでいると間に合わない、すぐその場で止血したい、という場合は医者を徴兵してから「看護する」を選んでください。
この場合、ベッドには運ばず、その場で治療を行います。
また、看護は医者が薬を持っていない場合、倉庫などにある薬を取りに行きます。
もし薬が遠くにあって取りに行っていたら間に合わないという場合は、医者を「徴兵」してから患者を右クリックし、「看護する(薬品は不使用)」を選びましょう。
敵の治療は、バージョン1.5では普通に行えるようになっています。
もし行えない場合は、医者を徴兵してから看護してください。
薬は下部メニューの「服装・任命」で、所持する薬品の種類と数を設定できます。
医者、もしくは緊急時に治療を行う人には、常に薬草か医薬品を3つ携帯しておきましょう。
もし医者が自分自身を治療したい場合は、その人の健康のタブを開いて「自己治療を許可」の×マークをクリックし、チェックマークに切り替えておいてください。
ただし自己治療の品質と速度は70%に低下します。
それぞれのキャラクターには、使用される薬の設定があります。
初期状態では、住人は全ての薬(最先端医療品まで)、ゲスト・囚人・動物は薬草までになっています。
もし医者が医薬品を持っていて、ゲストや家畜を治療するときに「薬草まで」の設定になっていると、倉庫に薬草を取りに行くことになります。
徴兵して看護しようとした場合は「薬品は不使用」の看護しか行えません。
ゲストやペットに手持ちの医薬品を使いたい場合は、患者の「健康」のタブを開き、「薬を許可」の設定で使える薬を選んでください。
ただし、徴兵して敵を治療する場合は、設定に関わらず手持ちの薬が使われます。
動物は家畜とペット以外、先に家畜用の寝床に寝かせないと使う薬を設定できません。
なお、使う薬の設定で「デフォルトに変更…」を選ぶと、使う薬の初期設定を変更できます。
ただし、これは新たに加わる住民や動物に適用されるもので、既存の住人やペットはそのままです。
使う薬の設定は、住民は「服装・任命」、ペットは「家畜」の画面でも変更できます。
薬の効果と調達
薬には、薬草・医薬品・最先端医薬品の3種類がありますが、最先端医薬品は作ることはできません。
最初は野外に生えている薬草「ヒールルート」を採取して、薬として使うことになります。
ただ、それだけでは足りないので、農業スキルが8以上あるなら畑(農業ゾーン)で栽培しましょう。
ヒールルートは水耕栽培器でも育てられます。
医薬品を作成するには「ドラッグ製造」と「製薬」の研究が必要です。
そして製造施設である「ドラッグラボ」を作り(コンポーネントが6必要)、工芸4と知力4のある人が、薬草1・布3・ニュートロアミン1を消費して作成しなければなりません。
製薬を研究するには「マイクロエレクトロニクス基礎」の技術が必要で、相応に上位のテクノロジーとなります。
また、ヒールルートだけでなく布も栽培しておく必要があり、けっこう忘れがち。
さらにニュートロアミンは取引でしか入手できません。
また、工芸4と知力4、2つのスキルが必要ですが、両方持っている人はおそらく少ないはず。
一人もいない場合は意識的に誰かの工芸か知力を鍛えておく必要があります。
治療するとき、もし薬品不使用だと、平均品質は医術スキル8で30%。最大は70%となります。
薬を使えば一度に複数の傷を手当てすることができますが、薬がないと常に1カ所ずつの治療になるので、傷が多い時の処置スピードも遅くなります。
薬草を使うと、平均品質は医術スキル8で60%となります。最大は70%。
品質が高いほど傷が早く治り、病気の免疫も早く付きます。
ただ、薬草だとどんなに医術スキルが高くても最高品質は70%以上にはなりません。
医薬品を使うと、平均品質はスキル8で100%となります。最大は100%です。
医術スキルと医薬品があれば、かなり安心できるようになります。病気も怖くありません。
貴重品である最先端医薬品は、医薬品の1.6倍の治療効果があり、最大品質も130%になります。
スキル8ならほとんどの治療は100%以上になり、スキル4でも平均96%となります。
普通の治療ではそこまで必要ないので、最先端医薬品は基本、治療ではなく手術を確実に成功させるために用いるものと思いましょう。
治療の基本速度は医術スキルが影響し、スキル0だと40%、スキル1ごとに6%上がっていきます。
スキル10で基準値(100%)となりますが、その後もスキルが高いほど6%ずつ速度は上がります。
要するに、スキルが高いほど処置は早いです。
また、治療の品質には、医者の視覚と指の機能も影響します。
どちらも140%を上限として、高いほど品質がアップします。
加えて治療スピードは指の機能が高いほど速くなり、指の機能が120%になれば、単純に治療速度は1.2倍になります。
光の有無は品質には影響しませんが、暗いと作業速度は80%になります。
医務室と病気の治療
ベッドを「医療用ベッド」に設定することで、傷病者専用のベッドに出来ます。
住民はケガをした人の運搬、および療養にこのベッドを優先して使うようになり、医療用ベッドがある部屋は医務室になります。
ケガの治りは、普通のベッドを転用した医療用ベッドだと、特に早くなったりはしません。
ただ、ケガ(打撲傷以外)をしていると「傷からの感染症」になる場合があり、その確率は医療用ベッドに寝ていれば半減します。
感染症の発生確率には医務室の清潔さも影響します。
医務室内に薬を置いておけば取りに行く時間も短縮できますし、ゲストも利用できる、といったメリットもあります。
疫病や感染症になると、徐々に「感染率」と「免疫」が上がっていきます。
感染率が先に100%になると患者は死亡、免疫が先に100%になると急速に治癒されていきます。
つまり、感染率と免疫のレースです。
病気の間は、定期的に治療が必要になります。
免疫の上昇スピードは、治療の品質、腎機能、食事(すごく空腹だと減少)、睡眠欲求(睡眠が低すぎると減少)、寝ているかどうか(睡眠中は上昇)、年齢(54才以上は高齢ほど減少)が影響します。
患者の特性(病弱、超免疫)や遺伝子も関わります。
病気や感染症は免疫が負けると即死なので侮れません。
特にゲーム序盤は脅威になるので、ちゃんと安静にしておきましょう。
ゲームが進み、病院用ベッドやバイタルモニターを作れるようになれば、より良い医療を行えるようになります。
ただ、病院用ベッドはマイクロエレクトロニクス基礎が必要、バイタルモニターはマルチアナライザーの研究と製造も必要で、用意できるのは中盤からとなります。
病院用ベッドは医療品質を平均10%、バイタルモニターは平均7%アップさせます。
手術の成功率が向上(110%)、免疫の獲得速度も上がります(病院用ベッドで111%、バイタルモニター付きで113%)。
バイタルモニターはベッドの頭側の横(ナナメOK)に設置します。
1つのベッドに1つのバイタルモニターしか有効ではありませんが、1つのバイタルモニターを複数のベッドで使うことはできます。
ベッドで寝ているときは会話ぐらいしか娯楽がありませんが、テレビは見ることができます。
テレビはベッドの足側の先に置いて下さい。
また、抗菌タイルを張ると清潔さが上がるので、シルバーを使うため素材が高価ですが、余裕があれば床も張り替えましょう。
なお、病院用ベッドほどではありませんが、普通のベッドよりダブルベッドの方が免疫は少し上がりやすいです。
※ゲーム後半の医務室の一例。病院用ベッド、バイタルモニター、抗菌タイル、テレビ、医療品、芸術品。ヘモゲンパックもあればいざと言うとき輸血ができます。
病気のうち、インフルエンザ・マラリア・ペスト・睡り病といったものは重傷率と免疫のレースを行う、傷からの感染症と同じシステムです。
せん毛虫・回虫・機械化症といった病気は特殊で、重傷率が上がっていくことはありません。
せん毛虫と回虫は治療品質の累積値が300%に達すると治療され、機械化症は時間の経過で治ります。
これらは治癒に時間はかかりますが、生死に関わることはありません。
動物は人間より高い免疫力を持っていて、感染症や病気の治癒は早いです。
一応、家畜小屋や家畜用ベッドは、ただの寝床より免疫の上昇が若干早いです。
手術の方法
ちょっとわかり辛いのですが、手術には臓器移植や義手・義足の取り付けなどの他に、麻酔、輸血、ドラッグの投与など、簡単な医療行為も含みます。
ドラッグの投与は、例えばサイカイト依存の人がダウンして、自分でサイカイトティーを飲めない、といったときなどに使います。
手術を行うには、まず手術される人の健康のボタンを押し、「手術中」のタブを選び、「新しい加工」のボタンを押して、実行する手術を選びます。
するとその人は準備ができ次第、ベッドで横たわります。
その後、医療担当の人が自動で手術に向かいます。
手術の成功率は、施術者の医療スキル、施術者の視覚と指の機能、使用する薬品、ベッドの種類と品質、バイタルモニターの有無、部屋の清潔さ、明かりの有無が影響します。
スキルについては、医術0だと20%。医術6までスキル1あたり+10%され、医術6で80%となります。
医術7で85%、医術8で90%となり、以後はスキルが上がってもわずかな差しかありません。
指の機能は高いほどプラス修正、視覚は高くても変化ありませんが、低いとマイナス修正となります。
ベッドは、病院用ベッドだとx1.1、バイタルモニターがあると+5%されます。
さらにベッドの品質(良品x1.05、秀品x1.1、名品x1.15、幻の一品x1.3)が加味されます。
ただし、部屋が汚れていたり、暗いとマイナス修正が付きます。
薬品は、薬草だとx0.5程度の成功率となり、医薬品ならx0.9前後、最先端医薬品だとほぼ100%以上の修正となります。
ただ、手術自体にも難易度があります。
麻酔や薬の投与は簡単ですが、臓器移植や義手義足の取り付けは普通。
がんの切除やスカリア病の治療は難しいです。
失敗すると、大抵は素材が無駄になるだけですが、患者に傷が残ったり、器官が破壊されたり、最悪死亡する場合もあります。ただ、死亡事故は滅多に起こりません。
成功失敗に関わらず、施術者には難易度に応じた、多めの医術経験値が入ります。
健康と身体能力
キャラクターは傷や病気、持病や古傷、年齢や遺伝子などの影響で、健康ステータスが増減します。
この健康ステータスの種類と役割は、以下のようになっています。
痛みの強さ
「少しの痛み」「激しい痛み」などの文章で表示されていますが、内部的には数値で扱われており、痛みにカーソルを合わせることで確認できます。
痛みが1~14%で「わずかな痛み」となり、心情が-5されます。
痛みが15~39%で「痛い」となり、心情は-10されます。
痛みが40~79%で「激しい痛み」となり、心情は-15されます。弱虫だと痛みが50%でダウンします。
痛みが80%以上だと「猛烈な痛み」となり、心情は-20され、通常ダウンします。
さらに、痛みが10%を超えると、以後2.25%ごとに意識が1%低下します。
例えば痛みが50%になると、意識は82%になります。
これは戦闘で受けた傷の痛みにより、戦闘力が減少していくことを意味します。
意識
脳の働きであり、もっとも重要なステータスです。
運動能力、指の機能、会話能力、食事速度の上限値は、意識が低下すると同じ分だけ減少します。
30%未満になると意識を失います。
肺機能、心機能、腎機能が低下すると意識も低下し、痛みが10%を超えても下がります。
また、脳に傷や障害、病気が起こっても低下します。
ビールを飲む、ジョイントを吸う、体調の悪化でも下がります。
運動能力や指の機能の上限が下がるということは、ほとんどの行動の効率が下がることを意味します。
特に注意すべきなのは、ジョイントの使用は意識の低下が-30%と大きいこと。
タバコを吸ったあとは、戦闘には参加しない方が無難です。
運動能力
運動能力と訳されていますが、英語では Moving であり、移動力のことです。
つまり足の能力であり、手の運動は関係ありません。
15%未満になると移動できなくなります。
移動速度と、近接攻撃を受けたときの回避力に影響し、足の能力が反映されます。
肺機能と心機能が影響し、意識が低下すると上限値が下がります。
持病の腰痛や虚弱があると大きく下がり、もちろん体調の悪化でも低下します。
ただ、腰痛は強化脊椎の移植で治療できます。
足の各部位と骨盤・脊椎のダメージで効率が低下し、足を1本失った場合は50%下がります。
足の指(趾)は1本で4%低下します。
強化下肢やアルコテック脚を移植するとアップします。
指の機能
指はもちろん、腕の機能性を表します。
仕事や戦闘はもちろん、研究、医療、調教など、ほぼ全てに影響する重要なステータスです。
腕の能力が反映され、意識が低下すると上限値が下がります。
低体温症、病気などの体調の悪化でも低下します。
腕と肩の各部位のダメージで効率が低下し、腕を1本失った場合は50%下がります。
手の指は1本で8%低下します。
強化上肢やアルコテック腕を移植するとアップします。
会話能力
社交と調教に関わります。
つまり、他の人との会話時の友好度の増減、取引時の買値/売値の補正、囚人との交渉能力、改宗能力、リーダースピーチなどの実行効果、動物の調教、ペットの訓練などに影響します。
意識が低下すると上限値が下がります。
顎と舌のダメージで効率が悪化し、舌がなくなると会話できなくなります。
会話できなくなると性格に問題があっても悪態をつかなくなりますが、舌がなくなると心情が-8され、他者からの評価も下がります。
強化顎の移植でアップしますが、100%以上になってもメリットはありません。
高齢者特有の持病である認知症になると効率が悪化します。
食事速度
そのまんま、食べる速さです。
意識が低下すると上限値が下がり、顎、舌、首のダメージで効率が悪化します。
強化顎を移植するとアップします。
視覚
ほとんどの仕事と戦闘に影響する、重要なステータスです。
特に戦闘において、攻撃の命中率と近接攻撃の回避率に大きく影響します。
特に射撃には重要です。
仕事では、視覚が高いと研究・調理・医療の効率が上がります。
低くなると、ほぼ全ての作業の効率が悪化します。
目を失うと低下しますが、2つの目のうち良い方が75%、悪い方が25%の影響を持つため、片目を失っても視覚は半分ではなく75%になります。
高齢者特有の持病である白内障になると効率が悪化。
強化視覚センサーやアルコテック眼を移植するとアップします。
聴覚
会話能力と似ていて、社交と調教に影響します。
他の人との会話、取引、囚人との交渉、改宗、動物の調教と訓練に関わります。
耳のダメージで効率が悪化しますが、目と同じく2つあり、良い方が75%、悪い方が25%の影響を持つため、片耳を失っても聴覚は75%です。
先天的に聴覚を喪失している人もたまにいます。
もし聴覚を失った場合、楽器による心情アップを得られなくなりますが、物音による睡眠障害や、気持ち悪い息づかい、気に障る声の影響を受けません。
高齢者特有の持病である難聴になると効率が悪化します。
強化内耳の移植でアップしますが、100%以上になってもメリットはありません。
肺機能
意識と運動能力(移動力)に関わり、肺と首のダメージで効率が下がります。
寝ているときの睡眠回復ペースにも影響します。
肺は2つあり、一方を失うと効率は50%になりますが、死んでしまうことはありません。
50%になると意識と運動能力は-10%されます。
持病のぜんそくがあると効率が悪化します。
解毒肺の移植で少しアップしますが、肺機能が上がっても意識が100%を超えることはありません。
腎機能
免疫獲得速度に大きく影響します。意識にも少し影響します。
腎臓と肝臓のダメージで効率が低下します。
ただ、腎臓は2つあり、一方を失うと効率は50%(免疫獲得速度は75%)になりますが、即死することはありません。
肝臓は1つしかないので、これが機能しなくなると死んでしまいます。
腎機能が低下していると病気や感染症になったとき、非常に危険です。毒もなかなか抜けません。
解毒腎臓の移植でアップしますが、肝臓には代替の人工臓器はありません。
心機能
意識、運動能力(移動力)、寝ているときの睡眠回復ペースに関わります。
心臓のダメージで効率が悪化し、停止すれば当然その人は死亡します。
メカにも心臓に相当する装置があり、これが停止すればやはり即死します。
持病の心筋梗塞があると効率が悪化。
さらに、たまに心臓発作を起こして早急に治療しないと危険な状態になります。
強化心臓を移植すると心機能が+25%と多めにアップします。
心機能が上がっても意識は100%以上にはなりませんが、移動は+5%、睡眠ペースも+7.5%上がります。
消化機能
実は食事には無関係で、寝ているときの睡眠回復ペースに影響します。
高いとよく腹が減るとか、そういうこともありません。
胃と肝臓のダメージで効率が悪化しますが、それぞれ半々の影響力を持つので、胃がなくなっても肝臓が無事なら50%は維持できます。
強化胃、食中毒にならない殺菌胃、腹が減るのが遅くなる再処理胃、食中毒無効で腹もすごく減りにくくなるが癌のリスクが上がるヌークストマックなど、代替の人工臓器が豊富です。
これらを移植すると睡眠回復ペースは6.25%上がります。
古傷と持病
傷の名前が白ではなく、灰色で書かれているものは治療できない古傷です。
(暗い灰色の場合は部位の損失です)
また、病気の名前が黄色で書かれている場合は、完全には治せない持病です。
これらは最初から持っている場合があり、傷を受けたときに古傷になってしまうこともあります。
持病は年齢が上がった時に疾患してしまうことがあり、高齢になるほど確率が上がります。
持病の種類と、疾患する可能性がある年齢は以下の通りです。
- アルツハイマー病:脳の病気。低確率だが33才から発症する可能性がある。徐々に意識が低下、徘徊や記憶障害を引き起こす。
- 認知症:脳の病気。68才から発症する可能性があり、毒の蓄積40%以上で起こる場合もある。意識低下、会話障害が起こり、スキル低下速度が上がり、徘徊を引き起こす。
- 虚弱:全身の病気。運動能力と指の機能が-30%低下。50才から発症する可能性がある。
- 腰痛:脊髄の病気。運動能力が-30%、指の機能が-10%低下。40才から発症する可能性がある。脊髄移植で治る。
- 心筋梗塞:心臓の病気。心機能が症状に応じて低下し、たまに心臓発作を引き起こす。20才から発症する可能性がある。心臓移植で治る。
- 白内障:目の病気。疾患した側の目の視覚-50%。48才から発症する可能性がある。目の移植で治る。
- 聴力損失:耳の病気。疾患した耳の聴覚-50%。48才から発症する可能性がある。耳の移植で治る。
- ぜんそく:肺の病気。肺機能が症状に応じて低下する。7日ごとに治療しないと悪化する。どの年齢でも疾患の可能性があり、タバコ(ジョイント)の吸い過ぎでも起こる。肺の移植で治る。
- 癌:疾患した場所の効率が低下し、痛みが生じる。癌の切除手術によって進行を緩和/停止できるが、4つの医薬品と医術スキル10が必要。23才から発症の可能性があり、毒の蓄積40%以上や、酒・タバコのやりすぎで発生する場合もある。治療によって重症度が0まで下がれば治癒される。疾患部位の移植でも治る。
- 肝硬変:肝臓の病気。肝機能が-60%され、痛み+15%、移動速度-10%。これはビール(アルコール)の飲みすぎでのみ発症する可能性があり、他の要因では起こらない。肝臓移植で治る。
- 腎臓の損傷:腎臓の病気。腎機能が-80%される。サイカイト系の薬物の中毒で起こり、他の要因では発症しない。腎臓移植で治る。
古傷には(痒い)(痛い)(苦痛)などの痛みの表現が付いている場合があり、永続的な痛みを引き起こします。
痛みは1%でもあると心情が-5されてしまい、15%以上になると心情-10を伴うので、(痛い)や(苦痛)が付いている初期キャラは避けましょう。
通常、古傷や持病を治すには器官の移植を行います。
初期の義手義足や人工臓器は性能が良くないため、持病や古傷の方がマシだったりしますが、研究が進んで強化上肢や強化臓器を作れるようになれば、移植を行うことで古傷や持病の解消と同時に、身体能力を強くすることもできます。
ただし、強化パーツを作るにはハイテク研究卓でバイオニクスの研究を完了させ、コンポーネント工作台で先進コンポーネントとプラスチールを材料に作成する必要があり、ゲーム後半になってからの話となります。
ただ、取引や探検で得られれば、早期に活用することもできます。
なお、義手・義足・人工臓器を外すことは、臓器の摘出とはなりません(臓器摘出によるマイナス心情は発生しません)。
ただし、胴や頭、脳など、代替の効かない部位は、移植で古傷や持病を治すことはできません。
ヒーラーシーラムを使う、生体改造ポッドで治療する、ルシフェリウムを使う、サングオファージ(吸血鬼)になる、などの方法もありますが、どれも特殊なものです。
ヒーラーシーラムは古傷や持病、身体欠損さえも(1つだけ)治せる夢の薬ですが、高難度クエストの報酬など、限られた方法でしか手に入らないレアアイテムです。
生体改造ポッドは Ideology のダウンロードコンテンツが必要で、このポッドに入って生体再生サイクルを行うと、癌と脳に関わる病気以外の古傷や持病を治療でき、顔・指・臓器の欠損も再生されます。
ただ、生体再生サイクルは完了まで25日も必要で、実用的ではありません。
一度使用して使用者登録されると必要時間が3/4になり、さらにトランスヒューマニストの思想を持つ人なら半分になります。
双方を満たしていれば10日で終わるので、トランスヒューマニスト用と言えますが…… 10日でも長いし、実行に最先端医薬品が2つ必要です。
生体改造ポッドのある部屋に無菌タイルが敷かれていて清潔なら、もう少し短縮されます。
ルシフェリウムは一度使うと100%依存症になり、6日ごとに再使用できないと死に至る悪魔の薬ですが、持病や古傷が自然治癒します。
ルシフェリウムを取引などで継続的に入手できるのであれば、特に高齢者を救う最終手段となります。
ただし、欠損部位が再生することはありません。
サングオファージ(吸血鬼)には Biotech のダウンロードコンテンツが必要で、イベントによってなることができます。
ルシフェリウムと同様に持病や古傷が治りますが、欠損部位は再生しません。
また、吸血鬼は多くのメリットがある一方、デメリットも多いです。詳しくは Biotech のページで解説しています。
Anomaly のダウンロードコンテンツがあれば、「不自然な治療」の特技で治すこともできますが、それを持つ人が来訪してくるかは運次第です。