ネイキッドのすすめ
ゲーム開始時のシナリオ選択で「ネイキッド」を選ぶと、何も持たず、たった一人で、しかも全裸で、惑星に放り出されてスタートします。
当然とても難しく、初心者にはお勧めできないのですが……
しかし、不時着などの他のシナリオだと最初から食料・武器・素材を豊富に持った状態から始まります。
これではサバイバル感などありません。
このゲームらしいSFサバイバルを体験したいなら、もしくは無人島に漂着したような生き残りゲームを楽しみたいなら、ネイキッドでのプレイが最適です。
たった一人でスタートするネイキッドでは、最初のキャラクターメイキングが非常に重要になります。
まず、建築と栽培のスキルは高いことが望ましいです。
料理もあった方が無難です。
性格は「物覚えが早い」か「うぬぼれ屋」があると、スキルが上がりやすいため、1人で多くのことをこなさなければならないネイキッドスタートでは有利になります。
もちろん不利な性格を持つ人や、持病のある人は避けて下さい。
さらに、射撃・採掘・医術・社交があれば便利ですが……
あまり欲張っていると、いつまで経ってもゲームを始められません。
とりあえず、物覚えが早くて建築と栽培のある、健康で、出来ない作業がない人なら、厳しい状況も乗り切れるでしょう。
※料理がないのが不安ですが、このぐらいの能力ならやっていけます。知力は上がりやすいので、あとからでも何とかなります。
開始したら、まずは木を切って素材を集めつつ、野イチゴを摘んで食料とします。
開始時点で何も持っていないので、すぐ食料調達を行わないと初日から飢えます。
岩場なども利用して当面の拠点とする小さな小屋を作り、寝床を確保しましょう。
ネイキッドスタートは、技術は他のシナリオ(不時着など)と同じものを持っているので、最初からベッドは作れます。
以下は最初に目指すべき、初期の拠点の一例です。
部屋と寝床ができたら、まず用意すべきは焚き火とフローリング。
ちょっとわかりにくいですが、焚き火は アーキテクト - 冷暖房 の中にあり、簡単な料理が作れて、部屋の温度も上げられ、明かりにもなります。
もし暑すぎる場合は天井を何枚か抜いて調節して下さい。ただし、焚き火の真上の屋根を外すと雨が降ったときに火が早く消えるので注意。
焚き火を作ったら部屋にフローリングも張らないと、部屋が汚れているとみなされ、料理した時に食中毒が発生しまくります。
フローリングの上で焚き火をしても火事になったりはしないのでご安心を。
工芸作業場と屠殺場は、ネイキッドや部族のためのものと言えます。
資源も技術も不要なので、すぐ置いておきましょう。
ただ、木が95あれば最初から食肉加工台を設置可能で、屠殺場より肉と皮を多く取れるので、木に余裕があるならそちらを作った方が良いです。
(屠殺場で得られる肉と皮は70%。食肉加工台は食料スキルによって変わるが、スキル0でも75%)
サバイバルの友、たき火。作業時間は50%だが、簡単な料理ができる。1日10本の木が必要
工芸作業場の存在に気付かないとネイキッドで武器を調達できず困ってしまう
そして、できるだけ早く農業ゾーンを設定して米を植えます。
米さえ収穫できれば食料の心配はかなり薄れます。
収獲までの日数は肥えた土なら4日、普通の土地だと5.5日です。
それまでは野イチゴ(ベリー)を摘んで耐えましょう。
並行して、工作作業場で武器を作り、襲撃や狩りに備えます。
1人の生活でケガをするのは致命的なことになりかねないので、基本は射撃武器で戦いたいところですが、ショートボウの作成には工芸スキルが2要るので、ない場合はナイフしか作れません。
近接武器を作るなら、鉄と工芸があるならナイフ、ないなら木のクラブ(こん棒)にしましょう。
クラブはスキルがなくても低品質にならない利点があります。
狩りをするなら、ショートボウは敵に近いほど命中率が上がるので、できるだけ接近して撃ちましょう。
全裸を卒業するには皮で服を作らなければならないので、そのためにも狩りは必要です。
特に研究していなくても、工芸作業場で全身着衣である一枚布は作成可能です。
1人ならベリーでも十分凌げる。栄養的には調理した方が良いが、日持ちしなくなる
小動物には矢が当たりにくいので鹿などの方が倒しやすい。反撃されない相手を選ぼう
当面は食料の確保に追われると思います。
その合間に木材を集め、鉄を採掘しましょう。とりあえず鉄は研究卓作成のため25は必要です。
また、夏までには調理場はカマドにしたいところ。
夏になったら焚き火は消し、気化熱クーラーで冷房しましょう。
おそらく3日目、野生動物が狂暴化して襲ってくると思います。
ネイキッドで立ち向かうとケガ必至なので、自信がないなら部屋の中にこもっていましょう。
動物の狂暴化は(スカリア病でないなら)その動物が寝れば治ります。
研究卓を作ったら、いよいよ研究開始。
普通はバッテリーや太陽光発電を研究し、電化と冷凍庫の建設を目指しますが、武器がショートボウでは頼りないので、先にリカーブボウを研究した方が良いでしょう。
知力が低い場合、研究は遅々として進みませんが、やっているうちにスキルが上がります。
5日目あたりで襲撃があるはずです。その前に、簡易的で良いので牢屋を作っておきましょう。
敵はおそらく1人ですが、ネイキッドにとっては強敵。
逃げることはおそらくできません。有用なものがない場合、敵は住人を連れ去ろうとするからです。
もし撃退に成功して捕らえることができれば、説得して仲間を増やすこともできます。
1人だと仲間が増えるイベントも起こりやすくなります。
基本、どのストーリーテラーも3人以下だとイベント等で仲間を増やそうとする傾向があります。
仲間さえ増えれば、あとは他のシナリオと大差なくなっていくので、とにかく長く生き残り、よい巡り合わせが来るのを待ちましょう。
囚人確保に成功。しかし説得なども全部1人で行わなければならない
ついに訪れた全裸卒業の瞬間… もうネイキッドじゃない!? 作成には皮が60枚が必要
部族(ロストトライブ)のすすめ
ゲーム開始時のシナリオ選択で「ロストトライブ」を選ぶと、5人の原住民の部族でスタートします。
人数は多いですが、そのぶん多くの食べ物が必要で、序盤はネイキッド以上に食料確保に追われます。
そしてこのシナリオだけ初期に習得している技術が大幅に異なり、原住民らしく、新石器時代の技術しか持っていません。
そのままでは一枚布以外のまともな服は作れず、ベッドさえ設置できず、本当に原始的な生活しかできません。
しかもテックレベル(コロニーの基本技術力)が低く、中世の技術でも研究にかかる時間が1.5倍、それ以上はすべて2倍かかります。
しかし、Royalty のダウンロードコンテンツが導入されているなら、「瞑想で超能力を習得できる」という素晴らしい特性を備えます。
マップ内のどこかに「アニマツリー」という木があり、この近くで瞑想することで周囲に「アニマ草」が生えていきます。
これが20になると、アニマツリーで任意の住民に「アニマツリーリンク」の儀式を行うことで、超能力レベルが1段階上昇、新たな超能力を覚えます。
ただしアニマツリーリンクを行うには、瞑想のフォースタイプが「自然」でなければなりません。
フォーカスタイプは、その人物の詳細情報( i マークを押すと表示される情報)で確認できます。
部族(ロストトライブ)でスタートすると、基本的にフォーカスタイプは自然になります。
ただ、たまに部族民なのにフォーカスタイプが芸術になっている場合があるので、ロストトライブで開始する場合は必ずキャラクターの詳細を確認し、フォーカスタイプに自然が含まれているかチェックしてください。
なお、途中で加わった人や、敵派閥のメンバーも、それが部族出身であるならフォーカスタイプに自然がある確率が高いです。
フォーカスタイプが自然の住民がアニマツリーの半径3マス以内で瞑想し、その累計時間が12時間分になるごとに、アニマ草が1つ生えます。
これは1人なら12時間ですが、2人なら6時間、3人なら4時間になります。
毎日、一定の時間を瞑想に割り当てるのをおすすめします。
※この例では自然の住民は8時から11時まで瞑想タイム。移動時間があるので実働2時間ぐらい。
ただし、アニマツリーの半径27マス以内に壁や家具などの人工物があると、瞑想によって増えるサイフォーカスが減少(1つ-3%)、アニマ草の成長率も下がります(1つ-1.6%)。
逆に、アニマツリーの半径9マス以内に「小さな自然聖堂」「大きな自然聖堂」「アニマの秘石」があると、瞑想で増えるサイフォーカスが増加します(最大4つまで)。
ただ、アニマの秘石(+2%)は非常にレアで、クエスト報酬などでまれに出てくるのみです。
自然聖堂(+1%)はフォーカスタイプが自然の人がいれば、アーキテクト - その他 で建てられます。
※緑は神殿や秘石で瞑想の強度を上げられる範囲。赤は人工物があると瞑想の強度やアニマ草成長率が下がる範囲。
※旧バージョンでは瞑想の阻害範囲と、アニマ草の成長率が下がる範囲は別に存在していましたが、バージョン1.5では同じになっています。
アニマツリーを最大限に活かしたい場合、その周囲のかなり広い範囲で建設ができなくなります。
部族でスタートするなら最初にアニマツリーの所在をチェックし、そこへの移動と建設禁止範囲を考慮したうえでコロニーの建設を進めて下さい。
床、輪投げ、焚き火、墓、領有を主張していない建築物などは瞑想やアニマ草の阻害になりません。
ただ、サイフォーカスの回復レートは「50%+瞑想対象によるボーナス」なので、アニマツリーが建物に囲われていて瞑想ボーナスが0%になっていても、50%の回復量はあります。
また、アニマ草の成長率の減少は-30%が上限なので、どんな状況でも70%の速度でアニマ草は生えます。
よって、移動時間の短縮とアニマツリー&アニマ草の保護のため、アニマツリーを囲う形でコロニーを建設するのも手です。
アニマツリーは炎や有毒な灰に抵抗がありますが、物理ダメージやメカノイドの枯葉装置の影響で失われることはあります。
アニマ草はもっと弱く、動物には食べられませんが、普通に燃えるし毒や日照不足の影響も受けるうえに、寿命は60日(1年)です。20本になったら早めに使いましょう。
アニマツリーはもし失われたり、引っ越しなどでなくなっても、2シーズン(30日)ほど経つとマップ内のどこかに生えてきます。
ただし、極限の砂漠や氷に覆われた土地には存在できません。
アニマ草が20本になったら、アニマツリーを選択して「アニマツリーリンクを行う」を選ぶことで、任意の(フォーカスタイプが自然の)住人の超能力レベルを上げる儀式を行えます。
このとき、フォーカスタイプが自然の住民が最大8人まで参列でき、その数だけアニマ草が生えます。
よって(アニマ草が20本のときに)4人が参列して儀式を行えば、次の儀式まで16本で済みます。
毎日、一定の時間を瞑想に費やす必要があるので、低レベルの超能力は帝国のクエストを達成し、爵位を貰うことで獲得した方が早いです。
しかし、帝国の爵位は高位になるほど上げるのが大変になり、豪華な寝室や王座も要求されます。
特にLv5以上の超能力を得る場合、部屋の条件が非常に厳しくなります。
一方、部族の瞑想で超能力レベルを上げるのは、Lv1でもLv6でも手順は同じです。
高レベルの超能力の獲得は部族の方がずっとラクで、豪華な部屋なども要りません。
帝国の爵位で超能力Lv4まで上げて、条件が厳しくなるLv5とLv6はアニマツリーで上げる、という方法も良いです。
これだと部屋の条件はLv4のままで、Lv6の超能力を得られます。
ただし、逆はできません。
すでにアニマツリーで超能力を覚えた人が爵位を得ても、爵位のランクに見合ったレベルの超能力しか与えられないので、無駄になります。
別の超能力を覚えられるといったこともありません。
多くの超能力を駆使できるのが楽しい部族プレイですが、序盤の展開と、研究・発展に大きなデメリットがあります。
最初はベッドさえ作れないので、寝床にした床で雑魚寝することになり、衣服も一枚布のみ。
一枚布は保温と遮熱に優れており、意外と優秀なのですが、ベッドは何とかしたいので、当面の食料を確保できたら、早く「複雑な家具」の研究を始めましょう。
※当分、床でみんなでごろ寝。寝袋は最初から作れるが、布や皮がない。よって先に研究卓を。
とは言え、部族は研究完了までに必要な研究ポイントが多く、なかなか進みません。
その対処法は…… シンプルに、研究人員を増やすこと。
必要ポイントが2倍でも、2人でやれば普通と変わらないので、研究卓を多めに作って、人海戦術で挑みましょう。
戦闘は最初からリカーブボウが作れるうえに、5人もいるので序盤からラク。
ただし、鍛冶がなくて工作台が作れないので、まずは工芸作業場を設置して作成を行います。
狩りも複数人を徴兵し、集団でシカなどの動物を狙いましょう。
食料は常に多めに要るので、積極的に狩りに出ること。
足りないものが多いので、なかなか電気まで手が回りません。
肉の冷蔵ができないので困りますが、最初からぺミカンの技術を持っているので、これを保存食として利用しましょう。
ただ、ぺミカンを作るには肉系と植物系の両方の食材が要ります。
カマドの作成に必要な鉄の調達が厳しいうちは、焚き火で調理を行います。
最初に持っている技術はこれだけ。サイコイド醸造とぺミカンがあるのを活用したい
肉類の保存は冷凍ではなく、保存食を活用
電気なしで生活する方法を考えよう
冷暖房は焚き火と気化熱クーラーを活用し、温度の調整は屋根の一部を抜いて行います。
ただ、燃料に木材が必要ですし、木が乏しい地域では衣類でどうにかすることを優先した方が良いです。
「手の込んだ衣類」の研究が完了すれば、暑さを防げるカウボーイハットやダスターコート、寒さを凌げるニット帽やパーカーを作れます。
換気口は複雑な家具の研究で作れるので、複数の部屋の温度の均一化は早い段階で行えます。
ストーンカッターがないので、石材が必要になったらそちらの研究も忘れずに。
序盤が一番大変ですが、「電気工学 基礎」と「空調整備」までたどり着けば、普通のコロニーと同じように発展させて行けます。
研究が遅いので、「隠された宇宙船」の場所まで遠征し、そこに引っ越して惑星を脱出する方法は、部族向けと言われています。
ただ、部族でも人さえ増えれば十分な研究を行えるので、無理に遠征&引っ越ししなくても大丈夫です。