RimWorld キャラバンと牧場

キャラバンによる遠征

画面下のメニューで「ワールドマップ」を選択すると、広域のマップが表示されます。
ここで目的地を設定したり、キャラバン(遠征部隊)を編成することで、他の拠点や土地に行くことができます。

行った先が遺跡なら探索を、敵派閥の拠点なら襲撃を、味方派閥の町なら取引を行うことができます。

RimWorld ワールドマップ

キャラバンを編成する方法は2種類。

ひとつは自分の拠点をクリックして「キャラバン隊を編成」を選び、それから行き先を右クリックする方法
画面に移動ルートと所要時間が表示され、それで良ければ「受諾」のボタンを押します。
以前のバージョンからある、RimWorld の標準的な遠征方法ですが、「まず自分の拠点をクリック」というのが気付きにくいです。

もうひとつは遠征先をクリックして「キャラバンを送る」のボタンを押す方法。
(拠点が1つしかなければ)自分の拠点が自動的に出発地に選ばれ、ルートと所要時間が表示されるので、あとは「受諾」のボタンを押せばOKです。
以前はこの方法が行えず、わかり辛かったのですが、バージョン1.5から先に目的地を選んで遠征を行えるようになりました。

ただし、すでに出発しているキャラバン隊の目的地を変更する場合は、そのキャラバン隊を先に選んでから、移動先を右クリックしてください。

キャラバンのルート表示

編成画面では、参加する人員、連れていく動物やメカ、持っていくアイテムやお金、用意する食料や薬などを設定できます。

移動中に襲撃を受けることもあるため、人数が多く、戦闘力の高い人を含めた方が安心ですが、キャラバンが出発して手薄になった拠点を敵に襲われることも(すごくよく)あるので、守れるだけの戦力を残すことも考えて下さい。
メンバーに医術を持つ人がいるかどうかも重要。誰も治療できない場合、ケガが死に直結します。

料理は常温では数日(最大4日)で腐ってしまうので、長期遠征の場合は保存食であるぺミカンか非常用食品を用意しておきましょう。
できれば人数分の寝袋も欲しいところ。
寝袋は布や革から作り、ベッドと同じように家具として建設しますが、撤去して保管しておけばキャラバン隊が持ち出せるようになります。

草食動物を連れていく場合、道草を食べてくれるので、エサは基本的に不要です。
ただし、砂漠や凍土では草は生えていません。
栽培スキルが高い人がメンバーにいれば、移動中にベリーを採取して、ある程度のエサ/食料の補充が可能です。

RimWorld キャラバン出発時の編成画面

編成画面で「出発する」のボタンを押すと、参加者は必要な物資を集め始めます。
このとき、家畜(荷駄)を連れていく場合、コロニー郊外に家畜をつなぎ留め、そこに物資を積んでいきます。
この場所が遠いと積み込みに時間がかかるので、倉庫の近くにあらかじめ「キャラバン用つなぎとめスポット」を設置しておきましょう。
これはアーキテクトの、その他の中にあります。

もしなかなか出発しない場合は、メンバーが動けるかどうかと、制限ゾーンの指定を確認してください。
制限ゾーンが「コロニー」などになっていて郊外に出ない設定の場合、キャラバンは出発できません。
戦闘時に屋内に避難させて、そのまま戻し忘れていることはよくあります。

移動中でも、ワールドマップでキャラバン隊のマークをクリックすれば、所持品や健康のタブから、状況の確認や指示を行えます。
アイテムの投棄もここから行えます。
なお、動けなくなった人がいても、誰かが担ぐか、荷駄・メカなどに乗せられるので、キャラバンはそのまま行動できます。

RimWorld キャラバンの詳細と荷物の投棄

牧場を作ろう

キャラバンは人だけで歩いて行くこともできますが……
荷駄がいれば多くのアイテムを運べますし、人数分の騎乗動物がいれば移動速度が大幅に上がります。

ただ、これらの動物を利用するには牧場を作って、家畜として飼育しておかなければなりません。
家畜がいれば、食肉も安定して入手できるようになります。

ペットと家畜は別で、ペットは愛玩動物として飼うものですが、調教すれば荷物運びを手伝ってくれたり、戦闘で支援してくれます。
ペットは訓練しておけば逃げませんが、家畜は柵や壁で囲っておかないとどこかに行ってしまいます。
犬や猫、ゾウなどはペットに、ウシやウマ、七面鳥などは家畜となります。

牧場の囲いはフェンスを使うのが一般的で、その中に牧場であることを示す「ペンマーカー」を置けば、牧場とみなされます。
フェンスはアーキテクトの建築に、ペンマーカーはその他の中にあります。

RimWorld 牧場

設置したペンマーカーをクリックすれば、その囲いの中でどんな動物を飼うかを指定できます。
これを使えば、動物の種類ごとに囲いを分けることもできます。
家畜は閉まっているドアを通れないので、厩舎を作るなら動物でも出入りできる「家畜用出入口」を利用してください。

なお、バリケードもフェンスの代わりに出来ます。
人間やペットはフェンスやバリケードを乗り越えて移動できます。

動物にはエサが必要で、草食動物はその辺の草を食べますが、数が多いと囲いの中の草はすぐに食べ尽くしてしまうでしょう。
米やトウモロコシ、牧草(干し草)などをエサとして用意する必要があります。
肉食・雑食の動物の場合、食肉や新鮮な死骸も食べます。
キノコや虫の肉は人間は食べるのを嫌いますが、動物は普通に食べてくれます。

食肉加工台で作れるペットフードは肉20+野菜20で50個作れるので、栄養価が1.25倍になります。
野菜は干し草でも良く、屋内やロッカーに置いておけば腐ることはありません。
肉が入っていますが草食動物も食べられます。

RimWorld 厩舎
※収穫量が多くて長期保存できる牧草は家畜のエサに最適。牧場を作ったら広い牧草畑も用意しましょう。ただし、冬は育てられないので注意。

成長したオスとメスの動物がいれば、繁殖して子供が産まれます。
ただ、どんどん増えていくので、そのままではエサが足りなくなります。

画面下のメニューで「家畜」を選び、左上の「自動頭数制限の管理」のボタンを押せば、成長した動物が指定数以上になると自動で屠殺する設定を行えます。
これを利用して食肉を入手しつつ、増えすぎるのを防ぎましょう。
屠殺した動物は余分なケガがないので、肉と革を多く取れる利点もあります。

RimWorld 自動頭数制限の管理
※メスの成獣が2匹でも、幼獣は10匹とかになったりするので、エサが十分でないうちはオスメス1匹ずつでも良いでしょう。ただし、キャラバンで荷駄や騎乗動物にするものは、その分の成獣を確保しましょう。
なお、この画像の例では、高値で売れるウマは頭数制限をしていません。

牛や馬などは屋外の牧場で放し飼いにしても良いのですが、ニワトリやアヒル、七面鳥などの卵生の生物は、繁殖させるなら卵箱があって温度管理された小屋が必要です。

有精卵が孵化するには 0℃~50℃ で保存されている必要があり、熱帯以外では冬場は小屋の中にストーブが必要です。
孵化させるなら有精卵を冷凍食糧庫に持ち込まないよう設定しておくことも忘れずに。
卵はそのまま食材にしても良いです。卵1つで食肉5、大型の卵なら食肉10に相当します。

鳥は卵を産むときに卵箱が遠い場合、その場に産んでしまうので、狭い鳥小屋で飼うのも良いです。

なお、ニワトリ、アヒル、ガチョウはオスがいなくても卵(無精卵)を産みます。
オスがいても長く交尾できなかった場合は無精卵となります。
卵のまま調理する場合は、無精卵でも問題ありません。

RimWorld 鳥小屋
※鳥小屋でニワトリを飼育。ニワトリ、アヒル、七面鳥は -10℃ 以下になると凍えて病気になりやすくなるので、冬はストーブ付きの小屋で飼う方が良いです。

キャラバンに連れていく動物ですが、荷物を運ぶ荷駄として有能なのは、140kgの荷物を持てるゾウ、84kgの荷物を持てる馬・マッファロー・バイソン、73.5kg積載できるラクダ・ヤク
ロバは49kg、アルパカも35kgの荷物を運べますが、ちょっと積載量が少なめ。
ちなみに人間が持てるのは35kg。

騎乗動物として有用なのは、なんと言っても馬。速度1.6倍。
ロバ、ラクダ、ゾウも騎乗可能で、速度1.3倍。
希少動物のスランボも速度1.6倍ですが、これを飼い馴らすのは大変です。
最大の速度を得るには参加人数分の騎乗動物が必要です。

ゾウやラクダは熱帯でしか、馬やヤクは温暖か寒冷の地域でしか見られません。
温暖や寒冷の地域にコロニーがある人が熱帯でゾウやラクダを捕まえてきても、冬にインフルエンザを連発してしまうので、その気候に合った動物を使った方がいいでしょう。
飼育にお勧めの動物は 畜産と動物たち のページをご覧ください。

なお、Biotech のダウンロードコンテンツを導入しているなら、味方のメカノイドもキャラバン隊に加えられます。
メカノイドは荷物を運搬でき、小型メカで24.5kg、中型メカで35kg、ムカデやトンネラーなどの大型メカなら100kg以上を積載できます。
キャラバンにメカニターがいないと指示を出せませんが、移動中の運搬能力は常に発揮されます。