ANNO1800 開拓時代 タイトル

ゲーム序盤はチュートリアルのように、プレイ方法をわかりやすく教えてくれます。
ただ、説明されない項目や、補足すべき注意点、覚えておくべき操作方法などもあるので、序盤の進め方をなぞりつつ、それらを一通り解説しています。

マーケットと民家、基本操作

キャンペーンモードでゲームを始めてオープニングが終わると、ディッチウォーターという荒廃した島の開拓をいきなり始めることになります。
最初にやるべきことは以下。

マーケットと港

マーケットを建てて周囲に道路を引く

マーケットと民家

道路沿いに民家を建てていく

マーケットは港(交易所)と道でつながっていなければ機能しません。
また、民家はマーケットの効果範囲内である必要があります。
マーケットの効果範囲は道路に沿って広がっており、クリックすることで確認できます。
(マーケットと港はどんなに離れていても道でつながっていれば問題ありません)

画面はマウスの右ボタンを押しっぱなしにしながら動かすことでスクロールさせられますが、キーボードも併用した方が良いでしょう。
ただ、初期設定ではカーソルキーで動かすようになっているので、PCゲームに慣れている人は WASD にオプションの操作設定で変えた方が良いと思います。

設置する建物はマウスホイールを押せば回転させられますが、これも好みのキーに変更できます。

木材と加工、運搬

島の開拓開始時にやるべきことは、もうひとつあります。
木こりの小屋と製材所を建てて、木材を入手できるようにすること。

(キャンペーンの)最初の島は廃墟を取り除くことで木材を入手できるので、チュートリアルでは木材の入手について説明されないのですが、本来なら入植して最初にやるべきことは木材入手手段の確保です。

木こり小屋と製材所

木がたくさんある所に木こり小屋を建設

製材所と港(倉庫)

製材所を作って木こり&港と道で繋げる

このゲームには運搬の要素があり、木こり小屋で生産された丸太は馬車によって製材所に運ばれます。
製材所は運び込まれた丸太で材木を作って、港(交易所)か倉庫に運び入れます。
この距離が遠いと馬車での運搬に時間がかかり「材料がなかなか来ない!」ということになるので、できるだけ近場に用意しましょう。

丸太は近くに製材所(もしくは丸太を使う施設)がない場合、倉庫か港(交易所)に運ばれます。
製材所も近くに倉庫か港があれば、そこから丸太を持ってきて作業を行えます。
よって生産施設と加工施設は必ず近くにないといけないという訳ではありませんが、倉庫や港は混雑しがちなので、できれば材料は直接加工場に持って行けた方が良いです。

住民の仕事と要求

住居を増やしていくと、食料として魚を要求されます。
これは海岸に漁場を作れば良いのですが…… そこで働く住人が必要になります。

漁場

漁場も港か倉庫に道で接続すること

手の空いた住人数

手の空いている住人は最上部に表示

このゲームの仕事場には必ず人手が必要で、木こり小屋は5人、製材所は10人、そして漁場は25人。
もし不足しているとその分だけ効率が低下します。
施設は必ず空きの人員がいるかどうか確認しながら建てましょう。
足りないなら先に家を増やします。

住人はさらに、衣類、パブ(酒場)、シュナップス(酒、芋焼酎)を立て続けに要求してきます。
要求と供給状態は民家をクリックすれば確認できます。

住民の要求には「需要」と「幸福」に関わるものがあり、需要は人口に、幸福は主に収入に影響します。
どれだけ影響するかは品目ごとに違いますが、カーソルを合わせればチェックできます。
最終的に、需要はすべて満たさなければなりません。

作業場の付属施設、交易所の売買

衣類を生産するには羊の牧草地と織物工場が必要ですが、羊の牧草地はちょっとわかりづらいです。
建物を作ったらクリックしてステータス画面を表示し、そこにある牧場のボタンを押して下さい。
そして範囲内に付属施設(牧場)を必要数設置します。

牧場設置ボタン

付属施設はこのボタンで設置
必要数作らないと効率が下がる

羊牧場の配置

牧場は範囲内ならどこでも良い
農場は建物に繋がっている必要がある

シュナップスの生産にはジャガイモ農場とアルコール蒸留所が必要。
ジャガイモ農場は付属施設として畑を設置しなければならず、かなり広い土地が必要になります。
また、アルコール蒸留所は火災発生率が高いので、そろそろ消防署も必要です。

この辺りになると港(交易所)が大混雑しているでしょうから、倉庫も設置した方が良いでしょう。
物資は一番近い港か倉庫に運ばれ、中身は共有されます。

なお、少し先の話になりますが、倉庫のアップグレードは慎重に行ってください。
アップグレードによってクレーン(積込用スロープ)が1つ追加され、同時に積み降ろしできる馬車の数が2台から3台になりますが、維持費が $20 から $50 に上がります。
だったら新しく倉庫を作った方が安上がりで、クレーンの合計数も多いです。
ただ、港(交易所)はクレーンに加えて最大貯蔵量も増えるため、優先してアップグレードしましょう。

そろそろ港での物資の売買も覚えておきましょう。
港(交易所)をクリックして任意の物資を選び、売却ボタンを押してスライダーで数を指定しておくと、それ以上の物資があるときに立ち寄った船に売ることができます。
逆に購入ボタンを押して数を指定しておけば、在庫が数値以下のときに購入できます。

ただし、購入は生産より割高です。
このゲームは収支が厳しく、遠からず金欠に陥りますから、基本的に物資は生産で賄いましょう。

売却設定

売却設定。赤い部分が交易船に売られる

購入設定

購入設定は青。数値はキーボード入力も可

イベントとカメラ操作、操船と探索

(キャンペーンモードで)叔父の物資要求に応えていれば、叔父が支配する島(ブライトサンズ)で不満を持つ住民を探すクエストが発生します。

このゲームはこうした人探しクエストがたびたび起こり、達成することで報酬を得られます。
画面左側に表示されるクエスト告知をクリックすれば対象が現れる辺りに画面が移動するので、カメラ操作を駆使して探しましょう。

カメラはホイールでズームし、ホイール長押し+マウス移動で視点を回転させられます。
カメラを元の視点に戻すのは、ミニマップの上部にある「N」のボタンをクリックして下さい。

反対派の住民

探す対象はカーソルを合わせると光る
このクエストは看板と喧騒もヒントになる

Nボタン(視点を戻す)

ここの N は単なる飾りじゃない!
かなり気付きにくいけど大切

なお、これはゲームの進行とは関係ないのですが……
CTRL+SHIFT+R を押すと、住民の視点で風景を楽しむことができます。
カーソルキー(もしくは画面移動に設定したキー)で移動でき、SHIFT を押しながらでダッシュ、スペースキーでジャンプ、エンターキーで特大ジャンプします。

たまにはのんびり、開発した街並みを散歩するのも楽しいでしょう。
波止場で人々が釣りをしていたり、ポスターが貼ってあったり、住民視点でないと見られない演出もたくさんあります。
住民視点モードは ESC キーで終了します。

住民視点の風景

そして一連の住民探しのクエストが終わると、いよいよ船が手に入ります!
船は左クリックで選択、右クリックで移動ですが、SHIFT + 右クリックで移動先を連続で指示することが出来ます。
また、ミニマップ上を右クリック or SHIFT+右クリックしても移動指示を出せます。

これは RTS(リアルタイム・ストラテジー)の一般的な操作なので特に説明されないのですが、SHIFT+右クリックは知っていると知らないでは大違いなので注意して下さい。

なお、移動中にどこかをSHIFT+右クリックした場合、今後の移動先に追加されます。
一方、移動中に右クリックのみをした場合、今までの指示が全てクリアされ、その場所に最優先で向かいます。

船を手に入れたら、さっそく周辺を探索してどこにどんな島があるかを確認しておきましょう。

探索中の画面

次の入植地を探すため積極的に探検を
キャンペーンでも他の島の配置はランダム

船とブイ

移動先に指定した場所にはブイが出る
船の近くに現れる矢印は風向き

住居のアップグレード

住民が要求する「需要」の物資をすべて十分に供給すれば、住民のアップグレードを行えます。
(幸福度に関わる物資は必ずしも満たす必要はありません)

アップグレードすると農家が労働者になり、レンガ工場や鉄工所などの労働者用の仕事場で働けるようになります。
そして税収もアップします!

住居のアップグレードボタン

建設リストの上にアップグレードを連続で行えるボタンがある

労働者の要求画面

労働者は初期の税収が農家の2倍。そして要求を満たせばさらに増えていく

ただ、その分だけ農家が減るので、労働者にした分だけ新たに農家を増やさなければ人手が不足します。
また、労働者はソーセージやらパンやらビールやら、色々なものを欲しがります。
引き続きシュナップスや衣類も必要なので、人口が増えればそれらも増産しなければなりません。

労働者の家にするには木材も必要なので、木が足らなくなりがち。
木こり小屋+製材所のセットは増やした方が良いでしょう。

そして、ビールを作るにはホップが必要ですが、ホップは最初の島では生産できず、新たな島の占有と開発が必要になります。
こうして開拓は新たな段階へと進むことになります。