地政学的戦略
このゲームのシングルプレイでの最重要事項は、プレイヤーの国は必ずマップ中央付近からスタートすることだ。
つまり、そのまま放射状に領土を広げていくと、必ず他の国に囲まれ、袋叩きに遭ってしまう。
そしてこのゲームは、複数の勢力を敵に回して無双できるほど甘くはない。
特にライバルが好戦的な高難度において、囲まれることは致命的だ。
よってゲームがスタートして、周辺の地形をある程度確認したら、どの方向に領土を広げ、どこで守るかを考えなければならない。
基本的にはライバル文明のいないマップの端に向かって、一方向に拡張していく。
守るのが難しい場所や競合地域にある候補地は、あえて無視するのも手だ。
このマップだと青の国は上に向かうのが鉄則
できるだけ早い敵位置の把握が非常に重要
こんな風にだだっ広い場所からスタートすると、守りにくくて後で困りがち
そして防衛拠点となる都市は軍事系の氏族に担当させ、軍事施設優先での開発を行い、兵士を量産する。
このゲームは1つの都市だけで軍事ユニットを生産していると将官不足に陥るが、それでも軍事生産拠点を決めておくことは重要だ。
また、周囲の地形に合わせて成長力(文民ユニット)優先の都市や、商業優先の都市を作って、役割を分担しよう。
なお、軍事都市は文化がおろそかになりがちだが、文化レベルを上げないと文明の固有ユニットが作れない(必要な牙城や城塞を建設できない)ので、劇場も忘れずに用意すること。
このゲームは命令数に上限があるため、命令が少ない序盤は多くの都市を確保しても開発しきれないことがある。
都市は基本、多いほど良いが、取ると不利になったり関係悪化を招く場所を無理に確保する必要はない。
守備と不満対策を考慮しながら無理なく拡張していこう。
部隊の特徴と基本戦術
このゲームの軍事ユニットは近接攻撃ユニットと、遠距離攻撃ユニットに分かれる。
遠距離攻撃ユニットは離れた位置から攻撃できるので戦いやすく、移動せずに攻撃できるケースが多いので命令の消費も抑えられる。そして反撃も受けない。
しかし相手が森にいると威力が半減してしまう。
近接攻撃ユニットは相手が森にいても問題なくダメージを与えられるが、自身も反撃を受ける。
ただ、このゲームは反撃で受けるダメージは(相手がカウンターの特技などを持っていない限り)最小限なので、こちらから攻撃する場合は不利にはならない。
そのユニットが近接か遠隔かは選択時に左側に表示されるアイコンで確認できる
相手が遠隔なら森にいれば被害は最小限
できるだけ木々の中に身を隠そう
そして、戦士や斧兵などの戦士系ユニットは、槍兵や矛兵などの槍系に強い。
槍兵や矛兵などの槍系ユニットは、戦車や騎馬などの騎兵ユニットに強い。
戦車や騎馬などの騎兵ユニットは、戦士や斧兵などの戦士系に強い。
この3者はジャンケンのような、3すくみの関係だ。
ゲーム序盤に作れる兵士は民兵・戦士・投石兵の3つだが、そのままだと戦車(騎兵系)に蹂躙されてしまう。
早期に戦争になりそうなら、槍兵が作れるファランクスは早めに研究しよう。
槍兵は貫通攻撃で1マス先の敵を、斧兵は範囲攻撃で対象の左右どなりの敵にもダメージを与えられる。
派生ダメージは25%の攻撃力しかないので、ほぼ1か2のダメージしか与えられないが、それでもないよりマシなので狙っていこう。
なお、歩兵は都市マス(都市建設物も含む)にいると防御+25%で、これには投石兵や弓兵も含む。
この3すくみが戦術の基本だが……
最初は戦士しかいないので研究を急ごう
貫通攻撃と劈開(へきかい)攻撃
劈開は割り裂くという意味だが誤訳っぽい
ゲーム的には遠距離攻撃ユニットが一番便利で、特に守備なら投石兵だけでも何とかなる。
しかし投石兵は常に不足しがちな石を材料と維持に使うのが難点だ。
弓兵になると木に変わるが、木材も不足しがち。
戦車などの近接攻撃の騎兵ユニットは、相手にとどめを刺すと「制圧」が発生し、倒した敵のいたマスに移動、そのとなりに敵がいるならさらに攻撃できる。
この連鎖攻撃は、攻撃側が常に有利なこのゲームでは非常に強力だ。
戦車を作ったら常に制圧を狙いながら戦っていこう。うまくいけば3連鎖、4連鎖も可能。
また、騎兵から攻撃を受けるユニットが平地や砂漠にいる場合、防御が-25%となる。
さらに騎兵は相手の ZOC を無視して移動できる。(敵に接しても動き続けられる)
戦象は「パニック攻撃」という特技を持っている。
攻撃を受けたユニットが反対側、もしくは他の移動できるマスに逃げるというもので、相手を森から追い出して弓で一斉掃射する、といった戦術に使える。
また、完全包囲していて逃げる場所がない場合は「スタン」となり、行動不能に陥る。
近接騎兵なので制圧も可能だ。
ただし、都市の中央にいる敵はさすがに逃げ出さない。
ラクダ兵は弓騎兵なので、制圧はできない。
しかし馬に大して+50%という非常に大きな攻撃&防御ボーナスを持つ。
騎馬にはスポーク車輪、象やラクダには耕地整理の技術が必要。
また、騎馬・戦象・ラクダ兵は都市の領土内に馬・象・ラクダがいて、さらに牧草地や駐留地が作られていないと生産できない。
ただ、騎手の氏族は領土内に動物がいなくても、これらの騎兵を生産できる。
戦車の本領、制圧攻撃による電撃戦!
連続でトドメを刺せばどんどん連鎖
森に隠れているやつは象で押し出せ!
でも象さんはちょっと遅くて大喰らい
都市の中心部には固有のHPがあり、攻撃を受けると減っていくが、都市HPが0になるまで中にいる部隊は最小限のダメージしか受けず、やられることもない。
都市だけではそこまで強くないが、壁を作っていれば大幅に硬くなる。
しかも攻撃を受けている最中でも「修理」を実行可能で、HPをどんどん回復できるので、よほどの集中攻撃を受けない限り落ちない。
大部隊に侵攻されても都市中心部付近で守りながら戦っていれば撃退は可能だ。
ただ、都市中心部が攻撃を受けるたびに都市の不満が+10されるので、攻撃されまくっていると内部崩壊しかねないので注意。
可能なら郊外で迎撃しよう。
こちらから攻める場合も同様で、他の文明の都市を攻め落とすにはかなりの集中攻撃が必要。
蛮族の砦とは大違いなので一緒にしないように。
ゲーム後半から登場する攻城兵器は、都市中心、及び都市マスの敵に大きなダメージを与えられる。
最初に登場する投石器「オナガー」は発射前に準備が必要だが、強力かつ長射程。
(2~4マス。丘による射程補正あり。距離による威力減少なし。25%で範囲ダメージ発生。森による威力減少はある)
おまけにシヴィライゼーションとは違い、敵部隊にも有効。
機械を研究可能で戦争中なら、早めに取得しよう。
ちょっとわかり辛いが、都市の修復は都市計画の中にある。回復量は最大HPの10%+1
実は紀元前からあった投石器。強力。
騎兵の近接攻撃に弱いので注意
研究が終盤まで進むと攻城兵器のバリスタや、弓兵から派生する石弓兵が登場するが、これらは遠距離攻撃ユニットなのに射程が1しかないので注意。
つまり、敵の目の前に行かないと撃てない。
ただ、バリスタは都市に強く、石弓兵は対歩兵戦闘+50%と貫通の特性を持つ。
弓兵の正統進化系は大弓兵で、これは「荘園」を経て「ポドキン矢」に進むことで生産可能になる。
弓を遠距離のままで強化したいならまず荘園を取ること。
地形効果の活用
地形をいかに活用するかは、勝敗のカギを握る。
まずは地形効果を一通り記載しておこう。
- 森にいると遠距離攻撃に対する防御+50%
- 低木でも遠距離攻撃に対する防御+25%
- 歩兵は都市にいれば防御+25%
- 平地にいるユニットが騎兵系に攻撃を受けると防御-25%
- 丘にいる遠距離攻撃ユニットは、低地に対して射程が伸びる
- 川を越えての攻撃は-50%
- 同じ氏族の都市の領土内では攻撃&防御+10%
まず鉄則として、森に隠れながら進軍すること。
遠距離攻撃は集中して受けやすいが、森にいれば大幅にダメージを軽減できる。
古代戦でも平地に身をさらすのは自殺行為だ。
森がなくても都市内にいれば、歩兵なら防御力が増える。
あまり大きな効果ではないが、ないよりだいぶマシ。
川を越えての近接攻撃が威力半減なのと、その川が見え辛いのは注意すること。
都市の近くには川があることが多いので、拡大してよく見るか、Nキーを押して川の場所をハイライトさせよう。
きちんと森に陣取りながら進むこと
何もない場所に立ってる奴は撃たれて死ぬ
川の位置は拡大してよく確認しよう
川は攻撃時には厄介だが防御時には便利
攻撃側が強いゲームなので守るのは難しいが、戦士系や槍系の歩兵ユニットは「防御強化」のコマンドで守りを強化できる。
川沿いの森で防御強化させておけばかなり鉄壁となるだろう。
ただ、防御強化は5段階目に達するまでの間、命令を1つ消費し続ける。また、移動すると解除される。
多数のユニットで実行していると命令消費が厳しいので注意。
侵攻を受けそうなら駐屯地や牙城なども防衛拠点として使い、邪魔になりそうな森は伐採しておくこと。
駐屯地や要塞などは、敵地のものは効果がないので、自国の城が利用されてしまう心配はない。
遠距離ユニットが丘にいると、丘以外に対する射程が伸びる点も重要。
都市の中心が丘にあれば、かなり守りやすくなる。
遠距離攻撃ユニットが丘でパワーアップする「高地の民」のスキルを取れるなら、優先して獲得しておきたい。
川と都市と砦と防御コマンドでガチガチに守っているところ。ここまでやると鉄壁
丘の上の投石兵は射程が3マスになる
ただし距離による威力減少は受ける
必要なときは上限以上の移動を行える「強制行軍」も利用しよう。
実行ごとに国家の修練度を消費し、命令の消費量も2倍となるが、どうしても逃げないとやられる、ここでトドメを刺さないと逃げられる、といったときには躊躇せず使いたい。
ただ注意として、難易度によってはライバル文明も強制行軍を使用する。
高難度のライバル文明はすごく遠くから回り込んで急襲して来ることもある。
さらに高難度AIは傷付いているユニットに確実にトドメを刺しに来るので、どうしても被害は免れない。
消耗は避けられないゲームなので、被害は出るものだと割り切りつつ、できるだけ犠牲を抑える戦い方を心がけよう。
将官とスキル
民兵以外の軍事ユニットには将官を任命して戦力を強化できる。
ただし、軍事ユニットを作った都市の氏族と、将官の出身氏族が一致していなければならない。
例えばユリウス家が治める都市で作った軍事ユニットは、ユリウス家の人物しか将官になれない。
(例外として、廷臣と王は氏族に無関係で就任可能)
将官の任命には国家の修練度100と命令1を消費し、実行するとユニットは行動済みとなる。
将官を任命すると、将官の勇気に応じて攻撃力が、カリスマに応じて防御力がアップする。
さらに知恵はクリティカル発生率を、規律はターン毎に入手できる経験値をアップさせる。
変動値は能力1だと3%、2は6%、3は10%、4は15%、5は21%、6は28%、7は36%。
ただし将官の能力がマイナスの場合、能力の種類に関わらず、攻撃力が若干ダウンする。
クリティカルは発生すると与えるダメージが2倍になる。
将官の評価も影響し、評価が満足(+100~+199)なら攻撃&防御が+5%、好意的(+200以上)なら攻撃&防御が+10%される。
しかし評価が失望(-1~-99)なら攻撃&防御が-5%、怒り(-100以下)なら攻撃&防御は-10%となる。
注意として、将官は60歳で引退する。
高齢の将官を任命してもすぐ退役して修練度と命令の無駄になるので、能力と評価だけでなく、年齢もよく見ること。
なお、ユニットがやられても将官が戦死する確率は低く、他のユニットに就任可能。
ただし攻撃を受けたときに負傷や死亡する場合はある。
将官には司令官・戦術家・狂信者・英雄の人物、そして王/王女が就任できる。
それぞれの職業ごとに、以下の特性が付加される。
- 司令官:同じユニットに隣接していると攻撃&防御+20%
- 戦術家:近接攻撃を受けるとカウンター攻撃を発動する
- 狂信者:HPが2以上なら、0になってもHP1で踏みとどまる
- 英雄:中立地域でも回復可能
王の場合はさらに別の効果が追加されるが、それについては役職の一覧と用法のページを見て欲しい。
戦術家のカウンター攻撃は、遠距離用ユニットの場合でも近接攻撃を受ければ発生する。
敵の戦術家が率いるユニットには、できるだけ近接攻撃しないように。
英雄の中立地帯での回復は、ゲーム序盤に蛮族を攻撃する際に有用だ。
ユニットも将官も、戦闘によって経験値が溜まっていき、レベルアップする。
レベルが上がるとユニットの場合は「プロモーション」によってスキルを獲得でき、将官の場合は能力アップか特性を得ることができる。
プロモーションは経験値が溜まっていなくても、足りない分を国家の修練度で補填して実行可能。
ただ、この場合は実行後にユニットが行動終了となる。
経験値最大でプロモーションを行った場合は行動終了にならない。
プロモーションで得られるスキルは多種多様だが、オススメは以下のものだ。
- 炯眼(けいがん)、射手:遠距離攻撃は距離が遠いほど威力が下がるが、炯眼があれば下がらなくなる。さらに射程が伸びる射手へと派生する。遠距離ユニットは取れるなら必ず取りたい。
- 高地の民:丘にいると攻撃&防御+25%。遠距離ユニットに欲しい。
- レンジャー:森で攻撃&防御+25%。森で遠距離攻撃から身を守るのが基本なので重要。
- 蝶番:都市で攻撃&防御+25%。都市で防御が上がる歩兵系に欲しい。
- 包囲屋:都市や都市マスへの攻撃が+25%。侵攻時に役に立つ。蛮族の砦に対しても有効。
- 頑健:損傷中に攻撃&防御+10%。集中攻撃を受けやすいので狙われているときの防御UPは有用。
- 集中:クリティカル率が上がる。知力の高い将官のユニットに付ければ2倍ダメージを期待できる。
- 馬殺し:対騎馬の攻撃&防御+25%。槍兵に付けて対騎馬必殺ユニットに。防御が上がる点も注目。
- 不平屋:将官のいるユニットに対して攻撃&防御+25%。国家との戦争になったら有用。
なお、「プロモーション」というのは誤訳に近く、正確には「昇進」の意味である。
「不平屋」は「罵倒」か「挑発」の方が正しい。
(主に高難度での)蛮族&部族対策
バーバリアンや部族は低い難易度ではそれほど脅威とならないが、高難度だと非常に危険である。
どれくらいかというと、最高難度のライバル文明が蛮族にボロボロにされることもあるぐらいだ。
※最高難度(偉大なる者)の AI ローマ帝国を略奪しまくっている部族軍の皆さん。
部族/バーバリアンの砦にはカウントが付いていて、これがゼロになると新規ユニットが現れる。
高難度だとそのユニット出現ペースが非常に早く、そして飽和状態になると近くの都市へ襲撃に向かう。
平和条約を結んでいれば襲撃隊がこちらの都市に来ることは普通ないが、イベント的に「部隊の一部が暴走した!」と言って条約を無視して襲撃が来ることも割とある。
友好的だと相手の首長からのお詫びと、修練度提供の申し出が来るが、襲撃自体は止めてくれない。
(さすがに同盟関係だと発生しない。発生直後に同盟した場合は部族ユニット同士で戦闘になる)
さらにマップの端付近や、誰もいない海岸近くでも安心できない。
マップの外周から急に襲撃部隊が現れることがあり、高難度だと5部隊ほどまとめて湧き出たりする。
さらに海の向こうの島から船に乗って襲撃に来ることもある。
※マップの端から忽然と現れる蛮族の大部隊。そんなのアリですか……
どこから襲撃されるか解らないので、完全に周囲を味方都市で囲まれている場所以外、投石兵ぐらいは守備として置いておこう。
都市に壁があって同氏族の部隊が守っていれば不満上昇が1つ下がるので、不満対策にもなる。
高難度の場合、序盤に部族/蛮族の襲撃を受けるのは避けられないので、早期に戦士か投石兵を増やしておくこと。
序盤は緊急生産が使えないので、襲撃に遭ってから準備していては遅い。
また、前述したように友好や停戦では部族からの襲撃を止められないので、根本的な対策をするには攻め落とすしかない。
戦力が整ったら、都市拡大も兼ねて積極的に攻め込もう。
ただ、襲撃を受けまくることはデメリットばかりではない。
敵を倒すと内部的に王のスコアが上がっていき、一定数になると戦士・勇者・勝者といった戦闘系の称号が与えられる。
これにより正統性がアップし、命令増加と氏族評価の改善につながる。
敵部隊を一定数倒すことが条件の「野望」もあるので、部族のような弱めの敵との戦闘が続くのは場合によっては有効だ。
なお、部族には「散兵」という投げ槍兵がいることが多い。
これは見た目は騎馬や槍兵に見えるが、投石のような遠距離攻撃ユニットなので間違わないように。
森に身を隠して戦うのが有効だ。
海戦と海上輸送について
このゲームは船にユニットを乗船させることはできない。
斥候兵のみ、探索の法律を施行していれば海上で船に変わることができるが、それ以外のユニットは海上移動はできない。
では海の向こうにどうやって渡るのかというと、軍船ユニットを生産し、海上で「いかり」を下ろすことで、次のターンからその周囲3マス以内が輸送可能エリアになる。
この輸送可能な海上を、対岸から一気に渡ることができる。
もし対岸まで10マスぐらいの距離があっても、2隻の船で輸送エリアを繋げれば、1ターンでワープのように渡海できる。
※複数の船があれば、このぐらい離れていても渡ることができる。
ただし、その輸送可能エリアに敵がいてはならない。
よって敵船がいる場合、まずそれを撃沈して制海権を確保しなければならない。
このゲームの軍船はすべて近接攻撃ユニットで、そのため相手の近接攻撃にカウンターできる戦術家の将兵を任命しておくと強い。
また、軍船は相手を強制移動(パニック)させる「火船」、騎兵のように制圧が発生する「舵手」、攻撃力は下がるがスタン攻撃できる「武術士」といった、専用スキルを獲得できる。
特にスタンは強力で、スキルによっても戦力が大きく変わる。
※海戦の鍵を握るのはスタンとカウンター、そして数。
なお、軍船は岸にいる地上ユニットや都市を攻撃することも可能だ。
同盟の活用
同盟は王の職業が外交官でなければ締結できないので、なかなか利用できる機会がない。
ただ、締結できれば強力だ。
同盟を結ぶには、まず平和条約を締結しておかなければならない。
平和条約には評価+100以上必要で、国家の都市力400と命令2を消費して大使で実行できる。
相手が承諾するか、出してきた条件を飲めばめでたく成立だ。
平和条約を結ぶことでユニットが相手領土を通行可能になり、回復を行うこともできる。
部族との平和条約の場合、通常、部族の襲撃隊がこちらの都市を襲わなくなる。
ただしイベントで襲ってくる場合もあるので、絶対ではない。
部族との条約締結には都市力ではなく修練度を使う。
※国教が同じだと友好関係を維持しやすい。相手から平和条約を求めてくることも多い。
そして同盟は、平和状態の評価+200以上の国に、王のコマンドで実行する。
前述したように王が外交官である必要があり、国家の都市力400と命令2を消費する。
国家同盟は1つの国としか結べない。
互いに視界を共有し、相手の戦況を眺めることができる。
そして一方が宣戦布告された場合、同盟国は自動的にその戦争に参加する。
望まない戦争に巻き込まれることもあるが、2対1で戦えればかなり有利だ。
そして自分が宣戦布告されたときには、頼もしい味方ができる。
※三つ巴戦の状態。命令回数に制限があるので、まとめて多くの敵を相手にするのは困難。敵をうまく絞ろう。
部族同盟は国家同盟とはかなり違う。
こちらも1つの部族としか同盟を締結できない。
評価などの条件は国家同盟と同じだが、締結時に国家の修練度を400使う。
締結後、相手の砦周辺の視界が与えられ、その部族からの襲撃が発生しなくなる。
そして相手の砦周辺の都市マスに、入植者で都市を作れるようになる。
都市を作ると砦は消滅し、以後は普通の都市と同じように扱える。
そこにいた部族兵は他の部族砦へと移動していく。
戦わずして都市を増やすことができ、命令を消費して部族兵を自分の兵士のように動かすことも可能だ。
カルタゴは初期の女王が外交官なので、部族同盟での拡張を狙うのも手だ。
こんな風に、同盟している部族砦に入植者を派遣して……
はい、今日から自国都市
ただ、相応の資金も必要になる
同盟はどちらかの王が死去し、代替わりした際に解消される場合が多い。
解消されれば、また別の勢力と同盟することが可能。
なお、イベントの中にはいきなり同盟を結べるものもある。
この場合、王の職業に関わらず締結が可能だ。
※見ての通りまともなイベントではないが、ここで陰謀に加担すれば……