Old World 記念碑一覧
ゲームに登場する記念物の一覧です。
どの記念建設物も勝利点+2をもたらし、都市に高い文化増加と、文明に固有の効果を与えます。
全ての記念物を作れる訳ではなく、どの国でどれを建てられるかは開始時にランダムで選ばれます。
また、他の文明が先に建設開始したものは作れません。
(シヴィライゼーションとは違い、建設を開始した時点で「先に取った」ことになります。よって建設中に先に作られて中断された、資源も無駄になった、ということは起こりません)
記念物は「都市の建設物」の扱いですが、都市マスに接していなくても作れます。
国境に建てれば都市の領土が広がります。
ピラミッド
乾燥帯か砂漠に建設できる
(文化の条件はなし)
都市力100、石600が必要
文化+4、命令+1
法律の施行に必要な都市力コストが半分になる
ご存じ古代遺跡の定番、でっかい三角のエジプト王族の墓。
初期の記念碑として登場し、法律の施行や切り替えを行いやすくなる。
必須と言うほどの効果ではないが、勝利点と文化が増えるので、記念碑は取れるなら取ろう。
でも、他に候補があるならそちらを優先したい。
建設場所が荒れ地か砂漠という点に注意。
グレートジグラット
宗教の聖都の都市に建設できる
(文化の条件はなし)
都市力100、石600が必要
文化+4、国家の都市力+20
全ての都市の建設コストが-20%される
古代メソポタミア文明のレンガ造りの巨大神殿。王の威光を示すために作られたとされる。
序盤から建設でき、施設の建設コストがゲーム終了まで軽減されるという、長い目で見ると大きな効果を持つ。
また、国家の都市力の増加が20増えるのは、ゲーム序盤には結構大きい。
クリティカルな効果ではないが、建てられるなら狙いたい。
聖都(宗教の創始された地)は多神教でも構わないので、世界宗教を創始できない文明でも問題ない。
ただ、多神教の創始には占いの技術と神殿の建設が必要。
信託神殿
丘に建設できる
(文化の条件はなし)
都市力100、食料200、石400が必要
文化+4
提示される技術カードが1枚増える
完成時、宗教の聖都の都市に諜報網が作られる
広まっている宗教1つあたり資金収入+10
ギリシャにあったデルフォイの信託神殿が有名。アポロン神殿とも呼ばれる。
ゲーム内の説明がわかりにくいが、研究時に提示される技術の候補が1つ増えるというもの。
地味だが技術カードの回転も早くなるし、できれば欲しい効果ではある。
必要な資源に食料が混じっていて、その分だけ石が少ないので、他の記念碑より作りやすい。
丘にしか作れない点に注意。
空中庭園
川沿いに建設できる
(文化の条件はなし)
都市力100、石400、木200が必要
文化+4
全ての都市の成長度が+20%
バビロンの空中庭園が有名。世界の七不思議のひとつであり、多階層の緑豊かな庭園が流れる水で潤されていたという。
全ての都市の成長度が+20%される、初期の記念碑としては大きな効果を持つ。
成長度が高まれば市民の増加が早くなり、それは専門家の増加につながる。労働者や入植者、信徒の生産も早まる。
川沿いにしか作れない点に注意。また木が必要なので、狙うならしっかり伐採しておこう。
スタートしたら川沿いで空中庭園を作れるかどうか確認しておきたい。
イシュタルの門
都市の中心のとなりに建設できる
都市の文化レベルが発展中以上
都市力200、鉄300、石600が必要
文化+6
完成時に全都市の文化が+100
建設都市の文化レベルの分だけ成長力が上がる
バビロニアによって作られた女神イシュタルの描かれた大門。
完成した時点で全都市の文化が増えるが、継続的な効果は建設した都市に多少の文化を与える程度。
それでも発展が遅れ気味の後発都市の文化を引き上げるのに便利なので、都市が増えてから建設しよう。
まだ拡大途上のうちは他の記念碑を優先すること。
アパダーナ
都市の中心のとなりに建設できる
都市の文化レベルが発展中以上
都市力200、石900が必要
文化+6、国家の都市力+20
全ての都市の維持費が-50%
石柱の並んだ大広間。古代ペルシャのペルセポリス宮殿のものが有名。王との謁見や行事に使われた。
グレートジグラットと同じく国家の都市力増加が20増えるので、都市力が不足しがちな文明で助かる。
そして全都市の維持費が-50%されるのは、資金収入に大きな影響をもたらす。
文化レベル2(発展中)の記念物としては、重要度は高い。
ネクロポリス
丘に建設できる
都市の文化レベルが発展中以上
都市力200、石900が必要
建設都市の専門家1人あたり文化+2
全ての寺院が不満を-2
死者の街。古代の巨大な共同墓地で、エジプトやギリシャ、ペルシャなど、各文明に存在した。
世界宗教を創始できる文明なら絶対に欲しい記念物。寺院の不満-2は難易度が高いほど有用だ。
しかし世界宗教を創始できない文明の場合、寺院を建てられるのはかなり後になるので、後のために取れたら取る、ぐらいでいい。
灯台
沿岸の海上に建設できる
都市の文化レベルが発展中以上
都市力200、鉄300、石600が必要
文化+6
全都市の網(魚・カニ・真珠貝・巻貝)の生産量が2倍
建設都市の専門家1人あたり資金収入+5
ファロスの大灯台(アレクサンドリアの大灯台)が有名。アレクサンドロス大王により作られ、千年もの間、地中海にそびえ続けていた。
もし海産物が領土内に豊富にあるなら、ぜひとも狙いたい記念碑。
逆に海が近くにないなら全く必要ない。と言うか、建てられない。
必要物資に鉄が混じっているため、石だけよりも用意しやすい。
(聖地)
ゾロアスター教:アドゥー・ファーンバッグ
ユダヤ教:ソロモン神殿
キリスト教:聖墳墓教会
マニ教:草庵寺
世界宗教の聖都の都市に建設できる
平らな土地に建設する
都市の文化レベルが発展中以上
その宗教の評価が+20以上
建設は労働者ではなく信徒で行う
都市力200、石200が必要
文化+20%
20ターン毎に宗教の信徒が自動で生産される
普通の記念碑とは違う宗教系の施設だが、一応記念碑でもあり、建てれば勝利点が+2される。
世界宗教が創始された都市にしか作れない。
世界宗教を創始できる文明なら、必要な資源は少ないので、文化が発展中になったらすぐ作りにいこう。
都市の文化+20%は地味に大きい。
聖都はそれでなくても文化が高いだろうから、それをさらに加速できる。
信徒が自然に出てくるのももちろん便利だ。
アクロポリス
丘に建設できる
都市の文化レベルが強い以上
都市力300、石1200が必要
文化+8
命令が全都市のフォーラムのレベルx0.5増加
建設都市に広まっている宗教の数だけ都市力+2
小高い丘の上に作られた神殿群。パルテノン神殿があるギリシャのアクロポリスが有名。
都市計画のフォーラムに応じて命令が増加する。
命令が増えるのは状況を問わず有用なため優先したい記念碑だが、作るなら修辞学を研究してフォーラムを用意しておくこと。
霊廟
丘に建設できる
都市の文化レベルが強い以上
都市力300、石1200が必要
文化+8
全ての都市の文化が+40%
この都市で作られた軍事ユニットは守衛(防御+10%)を持つ
大きな墓。文明によって形は様々で、装飾性の高いものが多い。トルコのマウソロス霊廟が特に有名。
全都市の文化を大きく底上げできる記念碑で、勝利点による勝利を目指すなら必須と言える。
最終的に勝利点の割合は、各都市の文化レベルによる得点が一番多くなるからだ。
できれば軍事拠点の都市に作るようにしたい。
ムセイオン
都市の中心のとなりに建設できる
都市の文化レベルが強い以上
都市力300、石800、木400が必要
文化+8
建設都市の科学+50%
全ての都市のベテラン専門家1人あたり都市力+1
ギリシャから始まった学堂。学芸の女神の聖堂で、そのまま博物館と大学の役割を兼ねた。
ミュージアムの語源であり、有名なアレクサンドリア図書館もムセイオンの一部。
都市の中心のとなりにしか作れないので、建設用のスペースを空けておきたい。
その都市の科学が1.5倍になるため、専門家の多い都市に作ること。
全都市のベテラン専門家が都市力を生み出すようにもなるので、さらに専門家の配置を促せる。
建設資材に木を使い、その分だけ石の必要数が少ないため、他の記念碑より作りやすい。
巨像
沿岸の海上に建設できる
都市の文化レベルが強い以上
都市力300、鉄800、石400が必要
文化+8
この都市で作られた軍事ユニットのレベルが+1
全ての首都に連結された都市の都市力+2
巨像には色々あるが、ここで登場するものは青銅で作られたロードス島の巨像だ。
海にしか作れないが、その効果はあまり海とは関係ない。
軍事ユニットの生産拠点に作れれば良いが、それが海辺にない場合は軍船を作る都市が良いだろう。
必要な材料は石ではなく鉄がメインで、鉄は余りやすいので建設しやすいはず。
その分、効果は大きくないが、記念碑は作れるなら作るべき。
アヤソフィア
宗教の聖都の都市に建設できる
都市の文化レベルが伝説的
都市力400、石1800が必要
文化+10、国家の都市力+40
全ての都市の不満-2
ハギア・ソフィア大聖堂のこと。イスタンブールにある東ローマ帝国ことビザンティン帝国の大寺院。
西暦350年頃の建造で、このゲームの中心年代とはちょっとズレている。アヤソフィアはトルコ語名。
全都市の不満が無条件で2下がるという、高難易度ほどありがたい効果を持つ。
国家の都市力の増加量+40もなかなか大きい。
建設できるのは終盤になるが、作れるようになったらすぐ取り組みたい優先すべき記念物。
聖都のある都市にしか作れないので注意。聖都は多神教のものでも構わない。
パンテオン
宗教の聖都の都市に建設できる
都市の文化レベルが伝説的
都市力400、石1800が必要
文化+10、国家の修練度+40
国教の都市の都市力が文化レベルx2増加
ローマ市内の神殿で、西暦100年頃に作られたが、丈夫なコンクリート製で今でも利用されている。
ローマで開始したときに出てくるイラストの建物はこれ。
都市の都市力と国家の修練度を底上げする、強力ではないが役立つ記念碑。
都市力が上がるのは国教のある都市だけだが、この頃には大半の都市に国教が広まっているだろう。
ただし、作れるのは聖都の都市のみ。
チルコ・マッシモ
都市の中心のとなりに建設できる
都市の文化レベルが伝説的
都市力400、食料600、石1200が必要
文化+10、国家の修練度+40
全ての新規の騎兵ユニットは機敏(移動+1)を得る
全ての待機中の騎兵ユニットは経験値+10
古代ローマの戦車競技場。何度かの改修を経て、30万人を収容できる大スタジアムになったが、大きすぎて1万人以上が死ぬ崩落事故が起こったりもした。
この記念碑は野望として提示されることが多く、その達成のために作るケースが多い。
騎兵を強化する記念碑だが、全都市に有効なので軍事拠点の都市に用意する必要はない。
建設場所が都市の中心のとなりなので、そこが空いている必要がある。
効果自体は必須と言うほどでもない。
ビア・レクタのスーク
都市の中心のとなりに建設できる
都市の文化レベルが伝説的
都市力400、石1200、木600が必要
文化+10、成長度+2
5ターン毎にキャラバンが自動で生産される
全ての都市で、都市に提供されている贅沢品による不満減少が1つ増える
シリアにあったローマ支配時代の商店街。ビア・レクタは真っ直ぐな道、スークは中東の市場を表す。
キャラバンが自動で生産され続けるという強力な効果を持ち、収入のアップとキャラバン派遣国との関係改善を見込める。
終盤の記念碑としては、アヤソフィアに次いで優先したい。
都市の中心のとなりにしか作れないことに注意。