Old World 攻略 基本情報タイトル

最初の都市と氏族選択(序盤の流れ)

ゲームを開始すると「入植者」が1体、画面中央に現れる。
入植者は都市を作成するユニットで、まずはこれで首都を作るのだが、このゲームは都市を作れる場所が決められている。
(シヴィライゼーションのように好きな場所には作れない)

ただ、開始直後は砦のような場所にいるが、その周囲の都市マスにも町の中心を作ることができる。
場所によって初期の領土が変わるので、カーソルを合わせて確認してみよう。

Old World 都市作成
※緑色のマスに都市の中心を作れる。Zキーで木が消えて丘を判別しやすくなる。資源はMキーで確認可能。
首都を作る直前に任意の都市マスを CTRL+左クリック しておくと、駐屯地(砦)がそこに作られるようになる。

都市を作る際には、その都市を治める「氏族」を選ぶ。
氏族ごとに都市に与えるボーナスが異なり、その氏族の最初の都市は「邸宅」のボーナスも受けられる。

氏族は文明ごとに4種類あるが、そのうち3種類しか使えないので注意しよう。

Old World 氏族選択
※カーソルを合わせると詳細が表示される。氏族の評価には常に気を配ろう。

都市を作ると、施設を建設する「労働者」、周辺を偵察する「斥候」、兵士である「戦士」か「投石兵」が現れる。

都市の施設は労働者でマップ上に建設する。
まずは食料を生産する農場が必要で、緑地や川沿い、湖の側に作ると生産量が多い。
生産量は農場のボタンにカーソルを合わせ続けているとマップ上に表示されるので、これを見てどこに作るのが良いのか考えよう。

同様に、鉄を生産する鉱山も必要で、こちらは丘に作るのが良い。

Old World 土地の産出量表示

建設前に収穫量を確認。ただし丘は鉱山、山沿いは採石場を優先すべき

Old World 動物と駐留地

家畜の利用には牧畜技術が必要。駐留地というのが解り辛いが、猟師小屋のことだ

石を生産する採石場も必要なのだが、これを作るには「石工」の技術が必要だ。
もし作れないなら、まずは石工の研究を進めなければならない。
採石場は山の側なら生産量が多く、乾燥帯(茶色の荒れ地)でも少し多い。

都市を作ると、研究の選択画面が現れる。
カードが3~4枚表示され、その中から研究する技術を選ぶ。

研究には(シヴィライゼーションのような)技術ツリーがあり、例えば「伐採を研究するには都市国家という技術が必要で、都市国家を研究するには石工が必要」というように、前提となる技術がある。

それに加えて、欲しい技術があってもカードが提示されないと研究できない。
提示されたのに選ばなかった技術はしばらく出てこないので、よく考えて選択しよう。

Old World 研究技術の選択
※研究カードの「ブースト」や「無償の○○」は技術ではなく、資源やユニットなどが貰えるその場限りの効果。
これらの技術以外のカードは選ばなかった場合、破棄されて二度と出てこない。

労働者による施設の建設と並行して、斥候を使って周辺の探検を行おう。
視認できる範囲は丘の上に移動すると広くなる。
そして、麦や鉄鉱石などの資源を見つけると、それだけで食料や鉄を少量得られる。

斥候は森の中にいれば敵に見つからないので、できるだけ森に隠れながら移動しよう。

最初の都市を作ると、次の都市の候補地となる「都市拠点」が近くに現れる。
都市を作れば周辺が明らかになるので、最初に偵察する地域はその反対側がお勧めだ。
新都市を作るための入植者は首都で作ることができる。(最初に自動で生産開始される)

また、輝く遺跡に踏み込むと、様々なイベントが発生する。

Old World 古代遺跡
※遺跡は他の文明も取りに来る。早い者勝ちだ。

ただし、このゲームにはユニットを動かせる回数に制限がある。
巻物マークの「命令」という数値があり、これが尽きるとまだ行動できるユニットが残っていても、動かすことはできない。
命令が尽きたらそのターンは終了だ。

画面左下にはアンドゥ(一手戻る)ボタンがある。
このゲームのアンドゥは強力で、操作ミスの取り消しはもちろん、戦闘やイベントの選択もやり直すことができる。
ちょっと邪道かもしれないが、偵察してめぼしいものがなかったり、危険地帯に突っ込んだりしても元に戻せる。
いつでも「待った」できることは覚えておこう。

Old World 命令・正統性・アンドゥ

命令が2つ残っているなら、都市を選んで「総督」を任命しておこう。

総督(統治者)にした人物の能力に応じて、都市の生産力がアップする。
ただし、首都以外の都市に総督を任命するには「駐屯地」を建設しなければならない。
(首都には最初から駐屯地が作られている)

2つ目の都市を作る際にはまた氏族を選ぶのだが、まだ選んでいない氏族を選ぶこと。
もし同じ氏族にすると「邸宅不足」という、不満を増やすマイナス効果が全都市に付いてしまう。
都市の不満が蓄積すると「不満レベル」が上昇し、都市の成長度と研究力がマイナスされ、維持費も増加してしまう。
そしてその都市を治める氏族の評価が減少し、難易度によっては反乱軍が発生する場合もある。

不満は何もしなくても増加していくので、ゆくゆくは宗教や劇場、浴場などを利用して抑えなければならない。

Old World 都市ステータス
※都市画面の左下にあるステータス表示はすごく重要。不満レベルにカーソルを合わせると詳細が出て来る。

探検を進めていると、部族やバーバリアン、そしてライバル国家に遭遇するだろう。

バーバリアンは問答無用で襲いかかって来る山賊まがいの連中で、ほおっておくと蛮族兵を量産し、近くの都市やユニットを襲撃する。
しかし討伐すれば砦の周辺に都市を建設できるので、軍事ユニットで倒しに行こう。
軍事ユニットは将官を任命しておけば、その人物の能力に応じて戦闘力がアップする。
修練度を消費してプロモーション(スキル習得)も行っておけば、さらに強くなる。

バーバリアンではない「部族」とは交渉することが可能で、敵対しなければ襲ってこない。
だが、イベントによって敵対が避けられないことも多いし、ケンカを売って来ることもある。
さらに、敵対していなくても部族の兵士が襲撃隊と化し、襲いかかってくることもある。
討伐すればバーバリアンと同じく、砦の跡に都市を作れるので、必要なら恐れずに戦おう。

ライバル国家は言うまでもなく手ごわい。当面は敵対は避けるべきだ。
対立していなくても、一度遭遇すれば様々な交流やイベントが発生するだろう。

Old World バーバリアン

こいつらに話は通じない。拳で語ろう。難易度が高いと数が増える

Old World 部族拠点

部族はトラキアやスキタイなど6種類。停戦中でも部隊が襲撃に来ることが多い

周辺の探索、候補地への入植、施設の建設、部族の討伐を進めていけば、文明は拡大していく。

このゲームの主な勝利条件は2つ。
たまにイベントで提示される「野望」を10回達成するか、都市の数と文化の発展で増えていく「勝利点」を規定値まで高めるかだ。
他の文明の倍の勝利点を獲得するダブルスコア勝利もあり、必ずしも他の文明を滅ぼす必要はない。

国家を拡大し、侵略者を撃退して、最高の文明の築いていこう。

国家資産(食料・石・都市力・修練度など)について

画面上部には都市が保持している資産が表示されている。
資金、食料、鉄、石、都市力、修練度などだが、ちょっとルールが複雑だ。
(特にシヴィライゼーションのプレイヤーだと、ルールの違いでむしろ戸惑う)

Old World 国家資産

まず基本として、各資産の用途・意味・ルールを把握しておこう。

  • 資金資金
    お金。外交や人物への褒美、物資の購入に使用する。売買は画面上部の物資表示をクリック。
    都市(施設)の収入から、都市の維持費(氏族の評価値と不満レベルで増減)を引いた利益と、宮廷の人材(王・妻や夫・子供・廷臣)の「規律」の能力による利益を足したものが収入となる。
    ゲーム序盤は都市収入が少ないので、人材からの収入が大きいが、規律がマイナスの家族がいるといきなり大赤字になることもある。
    お金が尽きて資金収入もマイナスだと他の資産が勝手に売られて補填されるので、物資不足に陥る。
    人物の評価(友好度)の改善にも資金が必要なので、規律は意識して増やしていこう。
    都市の収入は小集落の建設、贅沢品(金や宝石、毛皮など)のある場所への施設建設、都市計画の国庫の実行で増える。
    なお、イベントで資金や物資が足りなくて選択肢を選べない場合でも、イベントの表示を閉じて必要な物資を売買で調達し、改めて「!」ボタンでイベントを開くと、その選択を選べるようになる。
  • 食料食料
    文民ユニット(入植者や労働者、斥候、民兵、信徒)の生産と、都市の施設に配置する「専門家」の生産に必要となる。
    また、多くのユニットの維持費としても必要で、特に騎兵は多く消費し、マイナスになると自動で不足分が購入される。
    ゲーム序盤は、入植者や労働者の生産に特に必要。
    増やす方法は、農場を建設する、鹿のいる森に駐留地を作る(捕獲が必要)、魚やカニに網を作る(これも捕獲が必要)など。
    農場は緑地や真水があると(川や湖の側)生産力がアップ。近くに牧草地や穀物倉があるとさらにアップする。
    騎兵の数が少ない場合は余りがちだが、専門家をたくさん置くようになると大量に必要になる。
  • 鉄
    軍事ユニット(戦士系)の生産と、その維持に必要になる。採石場や製材所の建設にも必要。
    鉱山によって得られ、丘に作ると生産量がアップする。
    他の物資と比べるとそこまで多く必要ないが、軍備が戦士中心だと消費量が多くなる。
  • 石
    施設の建設に主に必要になる。また、投石兵の生産と維持に必要となる。
    記念物の建設にも大量に必要になるので、いくらあっても足りない。
    都市計画である壁や国庫の設置、フォーラムの実行などにも必要とされる。
    採石場は山の近くに作ると生産量がアップ。荒れ地でも少し増えるが、微増程度だ。
    近くに山があれば砂漠にも建設できる。
    初期に山が近くにない場合は確保に苦労するので、スタート時の都市領土に注意。
    必要な食料を生産したら、最低限の鉄を確保し、以後は採石場を山のふもとに作りまくるのが序盤の内政の基本となる。
  • 木
    農場や鉱山の建設、弓兵や槍兵の生産と維持に必要となるが、序盤は生産施設を作れない。
    森の上に労働者を移動させ、伐採のコマンドを実行することで20入手できる。
    一度実行すると森が切り株になり、さらに伐採すると更地になる。切り株の状態なら時間の経過で森に戻る。
    森や茂みに施設を作る場合、内部的には「更地まで伐採→施設を建設」の手順が取られており、伐採分の命令を消費し、その分の木材を得られる。
    伐採の技術研究が終われば森に製材所を作れるようになり、自然に増えるようになる。製材所は川の近くだと産出量が上がる。
    命令が余っているうちに森に労働者を1人派遣しておき、早いうちからため込んでおくのが良い。
    弓兵を作る段階になると不足しがち。
  • 命令命令
    毎ターン一定量が補充され、ユニットの行動、人物の任命、役職のある人物への指令など、あらゆる行動で消費する。
    繰り越すことはできず、余った分は1つ10ゴールドで売却される。
    正統性の1/10が命令に加算され、正統性が40になればターン毎の命令は4増える。
    イベントの選択による正統性はずっと引き継ぐので、下がる選択はできるだけ避けること。
    他に、駐屯地や牙城といった施設を作る、馬・象・ラクダに駐留地や牧草地を作る、特定の法律を施行する、命令が増える特技(活発)を持つ人物を総督にする、などでも増加する。
    労働者による施設の建設は命令を1つ消費し続ける。よって多くの施設を作っているとターン毎の命令は減る。
    戦争になると大量の命令が必要になるため、戦争に専念する=内務に手が回らなくなる、という状況になりがちだ。
    なお、修練度100を消費して命令を1つ購入できる。
  • 科学/研究科学 / 研究
    技術研究の完了までの速度に関わる。主に専門家の配置で上がる。
    神殿や兵舎などに都市専門家(侍祭や将校など)を配置することで上げられるが、神殿建設には占いが、兵舎の建設には軍事技術が必要。
    侍祭ほどではないが、生産施設に地方専門家(農夫や鉱夫など)を配置することでも少し上がる。
    宗教を創始できる(宗教家の氏族を利用できる)場合、創始後に信徒ユニットで修道院を作ることで上げられ、修道院に修道僧を配置すればさらにアップする。
    入手量は宮廷の人材(王・妻や夫・子供・廷臣)の「知恵」の能力にも左右される。
    命令と科学の初期値は難易度の影響も受ける。
  • 都市力都市力
    都市の総督の任命、法律の制定、外交の実行、記念物の建設、緊急生産、宗教の神学の確立、などに使用する。
    都市力アップは当面、カリスマのある人物を総督に任命するのが一番の方法だ。採石場に専門家(石工)を置いても少し増える。
    ただし "国家の都市力" は、都市で使われなかった都市力の余剰分の蓄積であり、都市で都市力を必要とする生産(専門家の配置や都市計画の実行)を行っていると、その分は蓄積されない。
    よって都市で何を作っているかによって、国家の都市力の増加値は変化する。
    国家の都市力を早く貯めたいときは、専門家や都市計画の生産を止め、評議会を実行すると良い。
    上限値は2000で、あふれた分は科学に変換される(都市力10あたり科学1)。
    入手量は宮廷の人材(王・妻や夫・子供・廷臣)の「カリスマ」の能力にも左右される。
    都市の文化がレベル2(発展中)以上なら、国家の都市力を使って生産をすぐに完了させることができる(緊急生産)。ただし不満が少し増える。
  • 修練度修練度
    将官の任命、軍事ユニットのプロモーション(スキル獲得)、アップグレード、強制行軍と、命令の購入に使用する。
    修練度は当面、兵舎の建設で上げるか、氏族の修練度アップのボーナスを利用することになる。
    鉱山に鉱夫を置いても上がり、そこに鉱石資源があればさらに上がる。
    ただし都市力と同じく、"国家の修練度" は都市で使われなかった "都市の修練度" の余剰分の蓄積で、都市で軍事ユニットを生産しているとその分は蓄積されない。
    各都市で軍備を行っていると、一時的に国家の修練度の増加値は下がる。
    上限値は2000で、あふれた分は命令に変換される(修練度100あたり命令1)。
    入手量は宮廷の人材(王・妻や夫・子供・廷臣)の「勇気」の能力にも左右される。
    平和な時期には溜まりまくるので、命令を買うなどして無駄なく使おう。

食料・鉄・石・木は生産や建設のための資源となり、国家の都市力と修練度は生産に使わなかった余剰分で、生産とは異なる用途に使用する。
ターン毎の命令の入手量と科学は物資というより、国家のステータスだ。

なお、各物資は偵察で資源を見つけた際にも得られる。
また、資源の上で「収穫」を実行すると、命令を消費して少し増やせる。
ゲーム序盤は偵察で得られる物資が馬鹿にならないので、物資集めも兼ねて探索を行おう。

贅沢品は、それが得られる場所に施設を作ってから、さらに専門家を置くことで入手できる。
主に氏族のご機嫌を取るために使用するが、詳しくは内政の項で解説する。

都市ステータスの詳細

都市をクリックすると詳細画面と生産物の指定を行えるが、詳細を知りたいだけならクリックしなくても、バナー表示でわかる。
都市バナーの意味は以下の通りだ。

Old World 都市バナーの詳細

また、都市詳細はカーソルを合わせるだけでも表示される。

ただ、都市のステータスや生産力、都市計画の意味は、かなりわかり辛い。
シヴィライゼーションとも大きく異なるため、以下でまとめて説明しておこう。

  • 市民/成長度市民 / 成長度
    市民は専門家を配置するために必要な資源で、人口ではない。これが0だと専門家を作れない。
    成長度は市民が増加する速度に影響するが、文民ユニット(入植者や労働者、斥候など)の生産速度にも関わっている。
    農業資源(小麦やモロコシ等)のある場所に農場を作ったり、魚やカニのいる水辺に網を作ったり、鹿(ゲームと誤訳されている。本来は"獲物"の意味)のいる場所に駐留地(猟師小屋のこと)を作ったり、牛や羊などに牧草地を作ることで上げられる。専門家を置くとさらにアップ。
    また、周辺の農場の生産力を上げる穀物倉は都市の成長度もアップする。
    ゲーム後半になれば、浴場に専門家(医師)を置くことでも上げられる。
    成長度の高い都市は入植者や労働者を量産するための拠点になる。
    また、宗教の聖都は成長度を上げて、信徒を作る速度を速めておきたい。
    なお、文民ユニットの生産中は、そちらに成長度が使われるため、市民は増加しない。
    都市の総督(統治者)が友好的か、王である場合は+2されるが、非情だと-2される。
  • 修練度(都市の)修練度 / 訓練
    都市の修練度は軍事ユニットの生産速度に影響する。
    軍事ユニットを生産していないときは、その分が国家の修練度に加算される。
    主に兵舎や射撃場を建設すると上がり、近くに駐屯地があれば増加量がアップ。専門家(将校)を置くとさらに上がる。
    また、鉱山に専門家を置くと少し上がり、鉱石資源のある場所に鉱山を作っても増加、専門家でさらにアップする。
    氏族の中には修練度が増えたり、氏族最初の都市の修練度を+25%する闘士氏族がいて、これらを利用することでさらに軍事生産力を高められる。
    総督の勇気も都市の修練度にボーナスを与え、好戦的ならさらに上がるが、怠惰だと下がる。
    (勇気1で+6%、勇気2で+12%、勇気3で+20%、勇気4で+30%、勇気5で+42%)
    ただ、軍事系の職業の人は総督になれないので、なかなか勇気のある統治者候補は現れない。
    王は職業に関わらず総督になれるので、軍事系の王が平時は軍事都市の総督を務める手もある。
    なお(何らかのボーナスがない限り)騎馬を作るには馬が、象兵を作るには象が、ラクダ兵を作るにはラクダが、その都市の領土内にいて、駐留地や牧草地も作られていなければならない。
  • 都市力(都市の)都市力 / 都市計画
    都市の都市力は、市民を消費して専門家を生産するのに使われ、都市力が高いほど早くなる。
    さらに、都市計画の実行速度にも都市力が影響する。
    これらを実行していないときは、その分が国家の都市力に加算される。
    都市の都市力を上げる方法は当面は少なく、カリスマの高い人物を総督にするのが一番影響がある。(カリスマ1で+6%、2で+12%、3で+20%、4で+30%、5で+42%)
    また、総督(統治者)が雄弁だと上がるが、偏狭だと下がる。
    採石場に専門家を置いても少しアップする。もし大理石があるなら、そこに採石場を作ると都市力がアップし、専門家を置けばさらに上がる。
    市民権が研究されれば裁判所や庁舎といった都市力アップ系の施設を建設でき、大きく上げられる。
    なお、都市の都市力という日本語はヘンだが、英語だと Civics で公民という意味。だが公民力というのもおかしいし、言いたいことは伝わるので気にしないでおこう。
    • 国庫国庫
      都市計画のひとつで、政権の技術が必要。
      都市内に作る施設と言え、完成時に資金を得られ、さらに都市収入が増加する。
      (職業軍人の法律が制定されていれば修練度も上がる)
      実行に石が必要で、都市の文化レベルに応じた段階まで上げられる。
    • フォーラムフォーラム
      都市計画のひとつで、修辞学の技術が必要。
      都市内に作る施設で、完成時に国家の都市力を得られ、都市の都市力も増える
      先にこれを実行しておけば、他の都市計画の完成が少し早まる。
      (記念物のアクロポリスで命令も、哲学の法律の制定で科学も増える)
      実行に石が必要で、都市の文化レベルに応じた段階まで上げられる。
      なお、フォーラムとは討論や行事に使われた古代ローマの公共広場を指し、討論会をフォーラムと呼ぶのは、これが語源。
    • 保管庫保管庫
      都市計画のひとつで、形而上学が必要なので利用できるのはやや遅い。
      都市内に作る施設で、完成時に科学を得られ、都市の科学生産も上がる
      (王が学者ならより科学アップ、宗教にグノーシス主義の神学があれば都市力も上がる)
      実行に石が必要で、都市の文化レベルに応じた段階まで上げられる。
      なお、英語表記では Archive で、正確な翻訳は「書庫」。
    • 祝祭祝祭など背景がオレンジの都市計画
      背景がオレンジの計画は、完了したときにその場で効果を得られるのみ。
      ただし、祝祭は実行ごとに都市の文化増加量が1増える。
      祝祭は市民が増え、不満が減る。特に不満を減らすのが重要。
      総督が学者だと探求(科学入手)、政治家氏族だと法令(命令入手)、狩人氏族だと狩り(食料入手)といったものを利用できる。
      ギリシャだとオリンピック大会(修練度入手)も実行できる。
      実行レベルは都市の文化レベルに応じている。
    • 評議会評議会
      1年で終わる計画で、一時的に資金・都市力・修練度の入手量を増やす。
      「来年市民が増えるので、1回だけパスしたい」といった時に有用。
      実行レベルは都市の文化レベルに応じている。
  • 文化文化
    都市のレベルと言えるもの。弱いがレベル1、発展中がレベル2、強いがレベル3、伝説的がレベル4。
    これをアップさせることで上位の建設物や都市計画を利用できる。
    例えば劇場系の施設だと、弱いでオデオン、発展中で劇場、強いで円形劇場を作れる。
    文化レベル
    主に宗教系の施設や、劇場系の施設、それらに配置する専門家、記念物などで上昇速度が上がる。
    そしてゲームの目標にもなっており、勝利点は文化が弱い都市で1点、発展中で2点、強いで3点、伝説的で4点以上となる。
    ただし文化レベルの上昇と都市人口(市民と専門家の合計)により、都市の維持費と、都市の物資消費量(食料・鉄・石・木)も増える。
    総督がモチベーターだと文化はアップするが、下品だと下がる。
    文化レベルが2(発展中)以上でないと緊急生産できない。
    また、文明の固有ユニットを作るために必要な牙城はレベル2(発展中)、城塞はレベル3(強い)の文化が必要。記念物も建設に文化制限がある。
  • 不満不満
    毎ターン増加していく。増加量は難易度に応じており、高難度の内政は不満との戦いになる。
    不満が溜まると「不満レベル」が上昇し、都市の維持費が増加(レベルx5%)、成長度と科学が低下(レベルx-5%)、さらに都市を治める氏族の評価が減少する(レベルx-20)。
    よって高難度で不満対策が不十分なまま都市を増やすと氏族の評価が下がりまくる。
    不満を減らすには、演劇を研究し、劇場や円形劇場を建て、その近くに集落を置くのが基本。
    他に、首都と連結させる、防御施設(壁)を作って氏族の軍事ユニットで防備する、宗教を国教にしてそれを広め、宗教評価も上げる、など。
    ゲーム中盤になれば寺院の専門家(司祭)でも減少し、技術の建築を研究すれば浴場で下げられる。
    王や総督が公明正大でも下がるが、放蕩だと上がる。総督の職業が能弁家でも下がる。
    その他、法律の制定で増減したり、宗教の神学で下げられたりするので、それらを活用できるときによくチェックしておこう。
    上がった不満は祝祭の実行で下げられるほか、貨幣制を研究し、大臣に「都市制圧」を実行させると不満レベルを下げられる。
    2023年1月、アップデートで不満の増加量が全難易度で低下し、以前より対策がラクになった。
  • 資金(首都との)接続 / 交易網
    首都と川・道路・海・湖でつながっている都市は、首都との接続がある状態となる。
    接続があると成長度+2、不満-1、維持費-10%の効果を得られ、接続ルートはBキーを長押しすることで確認できる。
    都市マスや都市の建設物には道路がある扱いとなる。
    また、特定の氏族の都市は常に接続状態となる。
    接続がない都市は労働者で道を作って接続しなければならないが、労働力の技術が必要。
  • 資金資金収入
    都市があるだけでも収入は増えるが、その量は難易度によって決まる。
    さらに集落建設、収入系の資源(金や真珠など)への施設建設、都市計画の国庫などで上がる。
    そして総督の規律によって補正され、貨幣制の研究後は市場系の施設の効果でも上がる。
    (規律1で+6%、規律2で+12%、規律3で+20%、規律4で+30%、規律5で+42%)
    そこから都市の維持費が引かれて、残りが収益となる。不満などの影響で維持費がひどいと赤字もあり得る。
    総督が豪商だと収入が増えるが、浪費家や奸賊だと下がる。
  • 科学/研究科学 / 研究
    都市の科学(研究力)の基本値も難易度によって変わる。
    主に施設に専門家を置くことで増え、農場や鉱山などに置く地方専門家より、劇場や兵舎などに置く都市専門家の方が科学が高い。
    布教後の修道院や、都市計画の保管庫(形而上学が必要)でも増える。保管庫の効果は王が学者だと増加。
    そして総督の知恵によって補正され、学問の研究後は図書館系の建設物の効果でも上がる。
    (知恵1で+6%、知恵2で+12%、知恵3で+20%、知恵4で+30%、知恵5で+42%)
    そこから不満レベルによる損失(レベルx-5%)が引かれ、残りが都市の科学となる。
    総督が知的だと科学が増えるが、愚鈍だと下がる。
    総督が学者だと都市計画の「探求」で科学を得られるので、都市力のある都市でこれを繰り返すのも良い。

王の能力値は(総督にしない限り)、各都市の生産力には影響しない。
ただし、王の性格特性はすべての都市に影響するので注意。
例えば、王が浪費家だと全都市の資金収入が減り、放蕩だと全都市の不満が増える。

もし後継者が深刻な性格特性を持ってしまった場合、後継者の変更も考えた方が良いかもしれない。
それはそれで、より深刻なトラブルを招くこともあるが……